三吉葉山
火山・岩体名
- 三吉葉山 (さんきちはやま)
地層名
- 三吉葉山
- 葉山溶岩・集塊岩(Ichimura,1963)
- 仙石溶岩(Ichimura, 1963)
主要な位置 (世界測地系)
- 標高: 687 m
- 緯度: 38°08′20″N
- 経度: 140°18′42″E
- 所在都道府県: 山形 YAMAGATA
- 1/20万地勢図: 仙台 SENDAI
- 1/5万地形図: 上山 KAMINOYAMA
形式・構造
- 成層火山
活動年代
- 約240万~230万年前
主な岩石
- 安山岩
新規追加の根拠
- "三吉葉山の噴出物は,上部中新統の泥部層を浸食不整合に覆う.三吉葉山は,下部の仙石溶岩,上部の葉山溶岩・集塊岩からなり,両者の噴出口は葉山と三吉山の二つの峰の間と考えられるが,現在は爆裂火口になっており詳細は不明である(Ichimura, 1963).谷他(1975)のK-Ar年代に関しては,大気混入率の大きさから問題が指摘されている(梅田他,1999).その他の年代値に関しては,仙石溶岩と葉山溶岩・集塊岩共に2.3-2.4Maに集中することから,新基準の第四紀に入るため抽出した."
引用文献
- Ichimura, T. 1963 Some geological considerations on the Ha-yama volcano. Bull. Earthq.Res.Inst.Univ.Tolyo 41 391-402
- 大沢穠・三村弘二・久保和也・広島俊男・村田泰章 1987 20万分の1地質図「仙台」 地質調査所
- 神保 悳 1968 5万分の1地質図幅『上山」および同説明書. 山形県 24p
- 谷 正巳・柴田 賢・谷口政碩・阿部智彦 1975 山形盆地周縁の新生代火山岩の年代について 日本地質学会第82年学術大会講演要旨 211
- 中嶋聖子・周藤賢治・加々美 寛雄・大木淳一・板谷徹丸 1995 東北日本弧,後期中新世〜鮮新世火山岩の島弧横断方向における化学組成および同位体組成変化 地質学論集 島弧火山岩の時空変遷 44 197-226
- 梅田浩司・林 信太郎・伴 雅雄 1999 東北日本,笊森,高松,船形および三吉.葉山火山のK-Ar年代, 火山 44 217-222