坊寺山
火山・岩体名
- 坊寺山(仮称) (ぼうでらやま)
地層名
- 坊寺山(仮称)
- 高井火山岩類の一部(赤羽,1976)
主要な位置 (世界測地系)
- 標高: 1840 m
- 緯度: 36°42′21″N
- 経度: 138°28′46″E
- 所在都道府県: 長野 NAGANO
- 1/20万地勢図: 高田 TAKADA
- 1/5万地形図: 中野 NAKANO
形式・構造
- 成層火山?
活動年代
- 約175万年前
主な岩石
- 安山岩
新規追加の根拠
- 本DBにより認定した地質ユニットで,高井火山岩類(赤羽,1976)のうち,坊寺山周辺に分布する火山岩類を坊寺山火山岩類(仮称)として,独立させた.高井火山岩類は広範囲に分布し,かつこれまでに報告されている年代値は2.1-1.1 Maと幅広い値が求められていることから,噴出中心の異なる複数の火山岩体が一括されたたものと考えられる.そこで,本DBでは,孤立した分布域毎に地質ユニットに区分し,坊寺山周辺に分布する火山岩類に対して坊寺山火山岩類との名称を与えた.赤羽(1992)は坊寺山周辺に分布する高井火山岩類から1.75±0.20 Maというカリウム・アルゴン年代を報告していることから,この地質ユニットを第四紀火山岩類に区分した.
引用文献
- 赤羽貞幸 1976 志賀高原周辺の地質 信州大学教育学部志賀自然教育研究施設研究業績 15 21-30
- 赤羽 貞幸 1992 中野地域の地質 Ⅲ新第三系 地域地質研究報告(5万分の1地質図幅) 14-32