奥宮山
火山・岩体名
- 奥宮山 (おくみややま)
地層名
- 奥宮山
- 奥宮山火山岩類(高島ほか,1999)
主要な位置 (世界測地系)
- 標高: 736m
- 緯度: 39°02′04″N
- 経度: 140°35′39″E
- 所在都道府県: 秋田 AKITA
- 1/20万地勢図: 新庄 SHINJO
- 1/5万地形図: 稲庭 INANIWA
形式・構造
- 溶岩ドーム
活動年代
- 約230万~200万年
主な岩石
- デイサイト
新規追加の根拠
- 三途川カルデラの後カルデラ火山と考えられる.兜山層や兜山溶結凝灰岩などとして第四紀に区分されていた(臼田他,1981,1982)ので検討.2.2Ma前後の年代が得られているので新基準の第四紀に入る.岩脈と奥宮山共に,兜山溶結凝灰岩層及び兜山溶結凝灰岩類と区分したのは,それぞれ火山活動の規模がそれほど大きく無いにも関わらず,活動年代が100万年近く異なる(高島他,1999)ためである.
引用文献
- 加藤磐雄・島田崖郎 1953 栗駒火山西麓緑色凝灰岩相地域の地質および特に三途川・鬼首盆地の湖成層について 岩鉱 37 178-190
- 臼田雅郎・村山 進・岡本金一・白石建雄・高安泰助・乗富一雄・狐崎長琅・山脇康平 1981 秋田県総合地質図幅「稲庭」および説明書,1:50,000. 秋田県
- 臼田雅郎・岡本金一・高安泰助・乗富一雄・狐崎長琅・山脇康平・白石建雄 1982 秋田県総合地質図幅「秋ノ宮・栗駒山」1:50,000および説明書 秋田県 59p
- 竹野直人 1988 栗駒北部地熱地域の地質 地質調査所報告 268 191-210
- 高島 勲・荻原宏一・張 文山・村上英樹 1999 秋田県泥湯周辺地域の第四紀火山岩類のTL年代 岩鉱 94 1-10