薩摩硫黄島  SATSUMA IO-JIMA
火山名
薩摩硫黄島
日本の火山(第2版)の番号
11.c
読 み
さつまいおうじま
別 名
鬼界島、トカラ硫黄島
標 高
硫黄岳(いおうだけ)、704 m
日本測地系
30°47′22″N
130°18′27″E
都道府県
鹿児島 (三島)KAGOSHIMA (MISHIMA ISLANDS)
世界測地系
30°47′34″N
130°18′18″E
1/20万地勢図
(国土地理院)
開聞岳
KAIMONDAKE
1/5万地形図
(国土地理院)
薩摩硫黄島
SATSUMA IOJIMA
主な1/2.5万地形図
(国土地理院)
薩摩硫黄島
SATSUMA IOJIMA
火山 の 型式
成層火山、火砕丘、溶岩ドーム
主 な 岩 石
安山岩、玄武岩、流紋岩
活 動 時 期
約5200年前以降
噴火災害記録

1.6 千年前 ブルカノ式噴火 (硫黄岳):降灰、 火砕流
1.3 千年前 ブルカノ式噴火 (硫黄岳):降灰、 火砕流
1934年9月-11月 海底噴火(東方2km沖):軽石漂流
1934年12月7日-1935年 3月:新島(新硫黄島)出現、溶岩流出
1998年4月-11月 噴煙:降灰
1999年5月-8月 噴煙:降灰
2000年1月、3月、10月-12月 噴煙:降灰
2001年2月、4-12月 噴煙:降灰
2002年5月-7月 噴煙:降灰
2003年2月、4-10月 噴煙(山頂火口):降灰
2004年3-4月、6月、8-10月 噴煙(山頂火口):降灰

補 足
薩摩硫黄島は東西6 km、南北3 kmの火山島で、その一部は東方の竹島とともに、約7,300年前のカルデラ噴火が発生した鬼界カルデラ(東西23 km、南北16 km)のカルデラの縁である。大規模な火砕流(幸屋火砕流)と火山灰(鬼界アカホヤ火山灰)を放出したこの噴火後に、流紋岩からなる主峰の硫黄岳溶岩ドームと玄武岩からなる稲村岳スコリア丘の後カルデラ火山が生じている。1934年には流紋岩溶岩の流出を伴う海底噴火があり、島の東側に長径約500mの昭和硫黄島(新硫黄島)が形成された。硫黄岳ではかつては硫黄の採掘が盛んに行われていた。山頂部では噴気活動が活発である。島民103 名(2004年)。

 

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