硫黄島  IO-TO
火山名
硫黄島
日本の火山(第2版)の番号
177
読 み
いおうとう
別 名
(いおうじま)
標 高
摺鉢山(パイプ山)、161 m
日本測地系
24°45′13″N
141°17′25″E
都道府県
東京都(火山列島)TOKYO (VOLCANO ISLANDS)
世界測地系
24°45′28″N
141°17′14″E
1/20万地勢図
(国土地理院)
小笠原諸島
OGASAWARA SHOTO
1/5万地形図
(国土地理院)
火山列島
KAZAN RETTO
主な1/2.5万地形図
(国土地理院)
硫黄島
IO-TO
火山 の 型式
成層火山、火砕丘
主 な 岩 石
粗面安山岩
活 動 時 期
 
噴火災害記録

1889 (または90)年 水蒸気噴火(40×50 mの火口形成)
1922年 7月 水蒸気噴火
1935年 水蒸気噴火
1944年 12月 水蒸気噴火
1957年 3月 28日 水蒸気噴火
1967年 12月 23日 水蒸気噴火(ミリオンダラーホール)
1968年 6月 20日 泥水噴出(元山噴気孔)
1969年 1月 12日 水蒸気噴火、噴煙(ミリオンダラーホール)
1969年 11(または12)月 小規模水蒸気噴火(金剛岩)
1975年 11月 泥水噴出(北ノ鼻マッドピット)
1976年 1月 泥水噴出(阿蘇台陥没孔)
1978年 12月 11日 小規模水蒸気噴火(阿蘇台陥没孔)
1980年 3月 13日 小規模水蒸気噴火(北ノ鼻マッドピット)
1982年 3月 9、10日 小規模水蒸気噴火(井戸ヶ浜)
1982年 11月 28、29日 小規模水蒸気噴火(阿蘇台陥没孔)
1982年 12月 南海岸沖約500mで海水変色
1993年 10月 27日 異常温度と硫黄噴出 (阿蘇台陥没孔付近)
1993年 11月 15日 海水変色 (北東部の海岸付近)
1994年 8月 28日 小規模水蒸気噴火(北東部)
1999年 9月 10日 小規模水蒸気噴火(阿蘇台陥没孔)
2001年 9月 21日 小規模海底噴火 (南東沖約150-200m)
2001年 10月 19日 小規模水蒸気噴火 (井戸ヶ浜)
2004年 6月 6、8日 小規模水蒸気噴火 (阿蘇台陥没孔)

補 足
直径10 kmの海底カルデラのカルデラ縁上の後カルデラ火山。海底カルデラは直径40 km、高さ約2000 mの大規模な成層火山の頂部に形成されている。島の隆起は200年以上にわたって観測され、1911-1952年では11 cm/年、1952-1968年では33 cm/年の、異常な速さの隆起が続く。島の中央部-北部(元山)は浅海底に噴出した溶岩・火砕岩が隆起・陸化した部分、南西端の摺鉢山は完新世の溶岩と火砕丘。元山と摺鉢山の間は未固結の礫層でつながる。100年間に20回程度の小規模な水蒸気噴火を起こしている。

 

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