子ノ口
火山・岩体名
- 子ノ口カルデラ(仮称) (ねのくち)
地層名
- 子ノ口カルデラ(仮称)
- 奥入瀬川火砕岩(宝田・村岡,2004)
- 橇ヶ瀬沢安山岩(村岡・高倉,1988)
- 高峠火砕流堆積物(工藤ほか,2006)
主要な位置 (世界測地系)
- 標高:
- 緯度: 40°30′42″N
- 経度: 140°56′57″E
- 所在都道府県: 青森 AOMORI
- 1/20万地勢図: 弘前 HIROSAKI
- 1/5万地形図: 八甲田山 HAKKODASAN
形式・構造
- カルデラ?
活動年代
- 約180万~110万年の間
主な岩石
- デイサイト
新規追加の根拠
- 工藤ほか(2006)では,本火砕流堆積物は化学組成分析の結果から,未知のカルデラが給源と考え,広島ほか(1994)で負の重力異常が認められる十和田湖北東地域を候補となるカルデラと考えた.活動年代は他の火砕流堆積物の層位関係と古地磁気方位から1.77~1.07Maの間である.カルデラ内に分布し,活動時期の重複する可能性のある火山岩もここでは含めた.
引用文献
- 村岡洋文・高倉伸一 1988 10万分の1八甲田地熱地域地質図説明書 特殊地質図 21-4 27p
- 広島俊男・駒澤正夫・中塚 正 1993 青森地域重力図(ブーゲー異常) 重力図 地質調査所
- 宝田晋治・村岡洋文 2004 八甲田山地域の地質 地域地質研究報告(5万分の1地質図幅) 86p
- 工藤 崇・植木岳雪・宝田晋治・佐々木 寿・佐々木 実 2006 八甲田カルデラ南東地域に分布する鮮新世末期~中期更新世火砕流堆積物の層序と給源カルデラ 地学雑誌 115 1-25