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研究グループ紹介

脳機能調節因子研究グループ

トピックス・お知らせ

平成27年4月1日 研究紹介をリニューアルしました。
   

研究紹介

私達のグループは、高次機能を司る脳神経において、その機能発現に重要な役割を担っているタンパク質やシグナル分子、生理活性ペプチドを同定・解析します。さらに、それらのタンパク質を利用して、脳神経疾患の治療のための創薬開発に貢献することを目指しています。この目標達成に向けて、私達は以下のテーマに基づいて研究を進めています。

1.脳神経系におけるエピジェネティクス制御因子の機能解析とその創薬への応用

本研究は、DNAメチル化やクロマチン構造変換といったエピゲノム(エピジェネティクス)制御機構が、脳の発生や高次機能にどのような役割を果たしているのかを明らかにすることを目指しています。更に、そこから得られた知見を基に、疾患モデル動物の作製など脳神経疾患の治療に貢献する材料の開発を行います。

脳神経系にのけるエピジェネティクス制御因子の機能解析とその創薬への応用

2.生理活性ペプチドの同定と指向的進化

毒産生生物の生理活性ペプチドは加速進化し多様な構造を有し、神経細胞の機能を調節する能力を持つ分子です。これまで私達は、ヘビ、アリといった毒産生生物の毒液中の生理活性ペプチドを研究対象とし、これらのペプチドのイオンチャネルブロッカー、酵素阻害剤、抗菌物質としての機能を明らかにしてきました。最近、指向的分子進化の技術を使って、これらのペプチドに新たな機能を付与することにも成功しました。今後もこのような生理活性ペプチドを探索・解析し、医療応用を目指します。

3. 脳を標的にした新しい高分子・タンパク医薬の創出を目指した新技術の開発

近年、抗体医薬をはじめとする高分子・タンパク医薬はその特異性と劇的な治療効果から世界の医薬市場で需要が急増していますが、末梢組織のがんや関節リウマチなどの自己免疫疾患を対象としたものが多いのが現状です。一方、アルツハイマー病などの神経変性疾患や脳腫瘍など超高齢社会が抱える深刻な中枢疾患に対しては、高分子・タンパク医薬が直接的な治療薬として期待されてはいるものの、血液脳関門が障壁となり開発が遅れています。本研究では、指向性分子進化工学を駆使して、脳内へ非浸襲的に投与できる新しい中枢標的型の高分子・タンパク医薬の創出を目指した新技術の開発を行っています。

4.神経分化機構の解析

原始的な脊索動物であるホヤをモデルとして、神経分化を誘導する因子の探索を行っています(右図)。特に、未だ不明な点が多い感覚器と末梢神経系の分化機構に注目し、その分化誘導に関わるシグナル分子の同定を進めています。また、神経特異的な遺伝子発現を制御するゲノム上の領域を特定することで、神経分化に関わる遺伝子ネットワークの解明を目指します。

ホヤ感覚神経の発生

業績リスト

2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年

メンバー

氏名 役職 氏名 役職
波平 昌一 研究グループ長    
稲垣 英利   大塚 幸雄  
近藤 哲朗   平野 和巳