研究グループ一覧
部門研究戦略1:生物機能解明
- 脳遺伝子研究グループ
- 脳神経系の機能発現メカニズムを理解し、その破綻による神経変性疾患の発症メカニズムを解明する研究を行っています。そのために、疾患原因タンパク質の動態や核内構造体の精細な解析を可能にする高度イメージング技術や、新規の疾患モデル動物の開発を進め、神経・精神疾患治療とその創薬に貢献するとともに、新規の生命現象の導出に挑んでいます。
- 脳機能調節因子研究グループ
- 脳機能調節因子研究グループは、高次機能を司る脳神経において、その機能発現に重要な役割を担っているタンパク質やシグナル分子、生理活性ペプチドを同定・解析します。さらに、それらのタンパク質を利用して、脳神経疾患の治療のための創薬に貢献することを目指しています。
- 細胞分子機能研究グループ
- 生体システムにおける分子や細胞の機能の理解を、生きた細胞、個体等の”モデル”を利用して進めています。特に疾患モデルや再生のメカニズム等に重点を於いています。あわせて生体システムの多元的な理解をするためには従来と異なる観察手法の開発にも取り組んでいます。さらに、得られた知見をもとに、産業応用への展開を目指しています。
部門研究戦略2:生物機能計測
- バイオアナリティカル研究グループ
- バイオアナリティカル研究グループでは核酸、タンパク質などの生体分子や動物細胞、微生物などの生体そのものを解析(観察・計測)するための新しい技術の開発とその標準化を行っています。さらに開発した技術を用いて生体分子機構の解明や細胞の機能や環境における微生物の動態を理解することへの応用展開を行っています。
- 細胞・生体医工学研究グループ
- 細胞・生体医工学研究グループでは「生体の機能調節のメカニズムの解明」という生命科学研究を基盤とし、臨床検査・治療・快適な生活環境のデザインといった医工学領域の社会的ニーズへのソリューションを提案することを志した応用研究を行っています。
部門研究戦略3:生物機能応用
- 分子細胞デザイン研究グループ
- 生命体に内在する"進化しうる能力"の理解に立脚した新たな分子デザイン技術・細胞デザイン技術の開拓を進めています。
- 構造創薬研究グループ
- 立体構造解析によりタンパク質や核酸等による分子認識の原理を解明し、創薬につながる基盤技術を構築します。また、タンパク質を細胞内に直接導入する独自手法を利用して、副作用の少ない、安全性を考慮したゲノム編集技術を開発します。
- 生体分子創製研究グループ
- タンパク質の構造機能解明と人工タンパク質の創製、微生物プロセスの高度化、生分解性高分子材料の開発と利用により、新たな生体分子を創製しその利用法を開発します。
- 先端ゲノムデザイン研究グループ
- 微生物や高等生物の解析に基づく優れたバイオテクノロジーの開発を目指しています。特に新しいゲノム編集技術やDNAメチル化網羅的解析技術の開発、微生物を用いた物質生産、小型魚類や家禽ゲノム編集による産業技術開発などを行っています。