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研究グループ紹介 Group Introduction

分子細胞デザイン研究グループ(つくばセンター)

◇研究紹介◇

細胞・生体分子機能の産業利用を目指し、進化原理に基づく人工タンパク質創出、微細藻類由来の高付加価値材料の創製、医薬品化合物の自動設計技術等の分子設計開発を進めている。

1. 小型人工タンパク質の進化工学的創出

合理設計と進化分子工学を両輪とした独自のタンパク質デザイン技術を構築し、小型人工タンパク質の分子特性を活用した医療応用やバイオセンシング開発を進めている。

2. ミドリムシ由来多糖をベースとした高付加価値材料の創製

光合成や糖分を含む工場廃水を炭素源とする、効率的なミドリムシの増殖法を追求する「藻類学」と、その細胞内に蓄積される多糖(パラミロン)に化学変性を施す「材料化学」を組み合わせることで、SDGsを志向した「藻類材料化学」に取り組んでいる。

3. 医薬候補化合物自動探索装置の開発

ビッグデータと人工知能を活用し、更に、ロボット技術と融合させ、医薬候補化合物を自動で探索する技術開発を進めている。本技術は、分子設計・特性解析と化学合成の両輪を自動化し、持続的で自律的な機能性分子の創製を目指している。



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◇業績リスト◇

2024年2023年2022年2021年2020年2019年以前

◇関連トピックス◇

◇技術シーズ紹介◇

◇メンバー◇

氏名 役職 研究テーマ 研究内容

渡邊秀樹

渡邊 秀樹
研究グループ長
  • 進化分子工学による人工タンパク質の創出
  • バイオ医薬品の創出・製造・分析技術開発
  • タンパク質間相互作用解析
進化分子工学と構造基盤合理設計による独自のタンパク質創出技術を基に、数十残基で固有の立体構造と非天然機能をもつ小型人工タンパク質を開発しています。開発した人工タンパク質の産業利用として、診断・治療用小型バイオ医薬品、バイオセンサー、抗体医薬の品質管理技術への適用を進めています。

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芝上基成

芝上 基成
キャリアリサーチャー
  • ミドリムシ由来多糖を出発物質とする機能性物質の創製
  • 廃液を利用したミドリムシの効率的培養法の開発
  • ミドリムシによる効率的CO2固定化法の開発
藻類学と有機合成化学を融合させることにより、従来にないさまざまな機能性物質を、微細藻類の一種であるミドリムシ由来の多糖(パラミロン)から創製しています。

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廣田潔憲

廣田 潔憲
主任研究員
  • タンパク質のデザイン、生体外利用
  • 抗体等生体分子精製用担体の開発
  • 診断デバイス用タンパク質固定化担体の開発
グループが開発した、タンパク質のデザイン技術、固定化技術を活かして、抗体等の生体分子精製用リガンドタンパク質の開発、精製用担体やカラムの開発を進めています。また診断用デバイスに利用可能なタンパク質固定化用担体の開発等も進めています。

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石原司

石原 司
主任研究員
  • 医療候補化合物の自動設計装置の開発
  • 大規模情報解析に基づく高機能分子自動探索
  • 医療候補化合物の自動合成装置の開発
医薬品創出に資する医薬候補化合物自動発明装置の完成を目指します。国内大手製薬企業にて臨床試験化合物を創出し、ビッグデータからの暗黙知発掘システムを開発した実績と思想を軸に、分子設計、特性推算そして合成経路解析を自動化するシステムであり、近年創製された医薬候補品5件の8割を再現する性能を確認しております。

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中住 友香
主任研究員

Yu Yue

Yu Yue
主任研究員
  • ナノ治療薬の開発
  • 天然由来の抗がん剤の探索
  • がん光温熱療法
がん生物学、ナノテクノロジー、有機化学を結び付けて、がんの理解、発見、治療のためのソリューションを提供するための研究開発を行っています。現在は、(1)がん介入用機能性ナノ材料の開発、(2)天然物からの抗がん剤化合物の探索、(3)がんの分子メカニズムの解明を行っています。

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志賀翔多

志賀 翔多
研究員
  • 天然タンパク質の再設計
  • 人工タンパク質多量体の設計
  • タンパク質の構造形成原理の理解による新規のタンパク質設計方法の確立
タンパク質を合理的に改変し、天然に存在しない構造や機能、天然のものを凌駕する機能を持った人工タンパク質の設計を行っています。人工タンパク質の物性や構造を実験的に評価することで、タンパク質の構造形成原理を理解し、新規のタンパク質設計方法を確立する研究も行っています。

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