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研究グループ紹介 Group Introduction

細胞分子機能研究グループ(関西センター)

◇研究紹介◇

生体の精緻な機構を理解することによって、疾患の原因解明や新たな治療法、また、有用な生体分子の同定とその応用が可能となります。特に、疾患のモデルを作成することによって、分子から個体までのシステムの解析が可能となります。我々のグループでは幹細胞から小型齧歯類、さらには小型魚類を用いて研究を行っています。また、機能解析に必要な新たなイメージングシステムの開発にも注力しています。以下主要な課題。

  • ゲノム編集等の技術を用いて疾患モデルを、細胞、マウス、小型魚類で作成し応用
  • 炎症モデル動物を用いて、“ナノメディシン”へ繋がる研究開発
  • 分子の機能や構造を可視化するなど新たな顕微システムの開発
  • 構造解析に基づく有用酵素の高機能化
  • 幹細胞製造技術開発


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    ◇業績リスト◇

    2024年2023年2022年2021年2020年2019年以前

    ◇関連トピックス◇

    ◇メンバー◇

    氏名 役職 研究テーマ 研究内容

    谷知己

    谷 知己
    研究グループ長
    • 生体を優しく観察する光学顕微鏡開発(非侵襲ラベルフリー観察)
    • 生体に学ぶ光学顕微鏡開発(生命機能可視化)
    • 生体を精査する光学顕微鏡開発(超高感度・1分子検出)
    慢性疾患やその治癒には長時間の生体観察が必要となります。本研究では細胞や組織・個体を生きたまま、長期間その生命活動を定量観察する新しい光学顕微鏡を開発します。また、病原因子やウイルスなど、極微量で健康に影響を与える因子を超高感度(1分子単位)で検出する光学システムを開発します。

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    戸井田力

    戸井田 力
    上級主任研究員
    • マクロファージ表現型スイッチング技術
    • 炎症性疾患治療・再生治療への応用
    • 線維症を標的とした生体材料
    マクロファージ表現を制御するバイオマテリアルを開発しています。組織再生や疾患に対する有効性を評価するとともに、その作用機序を評価してみます。現在、骨、皮膚などの組織再生、非アルコール性脂肪性肝炎、術後癒着などの疾患を標的として研究を進めています。

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    出口友則

    出口 友則
    主任研究員
    • 小型魚類の産業応用を目指す基盤技術の開発
    • 組織や病態を可視化できる小型魚類の開発
    • ゲノム編集技術等による疾患モデルの開発
    小型魚類の産業応用を目指した基盤技術の開発を行っています。その一つとして高解像度生体イメージングに適したメダカを用い、Whole bodyにおけるがん動態の解明やがんに対する革新的創薬スクリーニング技術開発を目指して、ゲノム編集などの遺伝子組換え技術を駆使し、発がんモデルメダカの開発を行っています。

    髙田英昭

    髙田 英昭
    主任研究員
    • クロマチン構造異常に起因する加齢性疾患の定量的解析法の開発
    • 染色体構造異常に起因する疾患のモニタリングシステムの開発
    • マイクロポアを用いた染色体異常検出デバイスの開発
    細胞は分裂する際に、DNAを凝縮して染色体を形成します。その構造異常により様々な疾患が引き起こされますが、そのメカニズムについては不明な点が多いです。そこで、生きた細胞内で染色体の構造異常を検出することで遺伝子の機能を評価し、染色体異常と疾患との関連について解析する技術開発を進めています。

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    清水勇気

    清水 勇気
    研究戦略企画室 企画主幹/細胞分子機能研究グループ付
    • 中枢神経系の再生を制御する分子機構の探索
    • 精神疾患のバイオマーカーの探索・機能解析
    • 小型魚類を用いた疾患モデル・評価系の構築
    次世代シーケンサーによる網羅的な発現解析を軸に、再生能力の異なる生物種の比較解析による再生促進因子の探索や精神疾患のバイオマーカーの探索・機能解析を行っています。再生促進因子の探索では、小型魚類の比較解析により候補因子を抽出し、ヒト神経幹細胞やマウスモデルでの評価により応用可能な因子の同定を目指しています。

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    三田真理恵

    三田 真理恵
    研究員
    • 健康状態の解析・評価に資するイメージング技術の開発
    • 標的分子を検出する蛍光タンパク質センサーの開発
    • 細胞・モデル生物での生理機能解析と光学顕微鏡の開発
    慢性炎症や疾患状態の定量評価を目指し、細胞・モデル生物でのライブイメージング解析とその技術開発をおこなっています。生体内にて標的分子を特異的に検出できる蛍光タンパク質型センサーの開発や、解析に適した光学顕微鏡の開発、ライブイメージングによる生理機能解析を行っています。

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