研究紹介【材料開発】
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| TEM TEMによるCNF強化PPの構造-物性相関の解明 | 
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| 樹脂複合材料は、用途に応じた物性(高強度・高弾性・耐衝撃性など)を持たせることが重要です。しかし、前処理を含めた成形加工プロセスのパラメータが非常に多く、その物性を制御することは容易ではありません。物性に繋がる要因の一つとして、微細構造が考えられます。特に、高アスペクト比をもつナノセルロースは、樹脂複合材料中での分散性や配向性などが物性と強く相関すると考えられてきました。本研究では、相容化剤の有無や混合方法が異なるセルロースナノファイバー強化ポリプロピレンに着目し、微細構造と物性の相関を解明しました。 | 
  図1 | 
| 【結果】 図1に示すように、MAPPの添加、さらにはMAPP添加時の固相せん断処理により、大幅に引張特性が向上しました。これら3種類のサンプルをTEMで観察した結果、MAPPを添加していないサンプルでは、マイクロスケールのCNF凝集体が多数存在することが分かりました。次に、物理混合によりMAPPを添加したサンプルでは、過剰量のMAPPがCNFの周囲に存在している様子が観察されました。最後に、固相せん断によりMAPPを混合したサンプルでは、CNFがフィブリル単位で分散していました。したがって、引張特性の向上は、 ①MAPP添加によるCNFの相容性の向上 ②MAPP添加時の固相せん断処理によるMAPPの有効活用とCNFの微細化・高分散化に起因することが明らかになりました。  | 
| 【まとめ】 以上のように、樹脂複合材料の微細構造を詳細かつ正確に理解することで、その物性の発現要因や成形加工条件の決定指針を得ることが可能となります。このアプローチは、経験に基づく成形加工から脱却し、高性能な樹脂複合材料の効率的な作製へと繋がります。  | 
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| 【参考文献】 N. Kamiuchi, Y. Hikima, M. Koshino, K. Sakakibara, Compos. A Appl. Sci. Manuf., 200 (2026), 109317.  | 
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