連携可能な技術の紹介 【樹脂・ゴム】

樹脂・ゴム材料からの超薄切片の作製
解説:樹脂やゴム材料・製品は様々な方法で作製されています。成形時の温度や金型の条件により、表面の成分が改質・変質する場合があります。また、成分の異なる材料を積層して製造されるシートや、材料同士を接着剤で貼り合わせる材料もあります。あるいは、溶融した樹脂や凝固性樹脂に部品を埋め込んだ製品もあります。さらに、原料や製法を変えると、微細な異物が侵入したり、今までにない変化がでる場合もあります。表面状態や積層構造、異物などを走査型電子顕微鏡などで調べようとした場合、本来の構造を壊すことなく、目的の部分のみを小さい評価用サンプルとして、切り出す必要がありま。
 当研究グループでは、樹脂成形品や発泡体、積層体の断面や異物の切り出しによる高分解能走査型電子顕微鏡観察を行っています。比較的大きなサンプル、脆いサンプルなど、最初に適切なサイズに切り出す方法として、ダイヤモンドをコーティングした細いワイヤーで切断します。この装置は、ダイヤモンドワイヤーソウと呼ばれます。サンプルにもよりますが、5μm程度以下の平滑さでの切り出し、湿式と乾式の両方に対応、ワイヤー位置をマイクロスコープで確認しながら切断等ができる装置を準備しています。この装置は、樹脂以外にも、金属や鉱物、金属部品が封入された部品の切断なども行うことができます。ダイヤモンドワイヤーソウで切り出したサンプルは、さらに必要に応じて、滑走式ミクロトームやクライオウルトラミクロトームで切片を作成し、原子間力顕微鏡などでの高度な評価も実施します。
複合材料のナノ領域の硬さ・粘弾性マッピング
解説:樹脂やゴム材料・製品は様々な方法で作製されています。成形時の温度や金型の条件により、表面の成分が改質・変質する場合があります。また、成分の異なる材料を積層して製造されるシートや、材料同士を接着剤で貼り合わせる材料もあります。あるいは、溶融した樹脂や凝固性樹脂に部品を埋め込んだ製品もあります。さらに、原料や製法を変えると、微細な異物が侵入したり、今までにない変化がでる場合もあります。表面状態や積層構造、異物などを走査型電子顕微鏡などで調べようとした場合、本来の構造を壊すことなく、目的の部分のみを小さい評価用サンプルとして、切り出す必要がありま。
 当研究グループでは、樹脂成形品や発泡体、積層体の断面や異物の切り出しによる高分解能走査型電子顕微鏡観察を行っています。比較的大きなサンプル、脆いサンプルなど、最初に適切なサイズに切り出す方法として、ダイヤモンドをコーティングした細いワイヤーで切断します。この装置は、ダイヤモンドワイヤーソウと呼ばれます。サンプルにもよりますが、5μm程度以下の平滑さでの切り出し、湿式と乾式の両方に対応、ワイヤー位置をマイクロスコープで確認しながら切断等ができる装置を準備しています。この装置は、樹脂以外にも、金属や鉱物、金属部品が封入された部品の切断なども行うことができます。ダイヤモンドワイヤーソウで切り出したサンプルは、さらに必要に応じて、滑走式ミクロトームやクライオウルトラミクロトームで切片を作成し、原子間力顕微鏡などでの高度な評価も実施します。