【論文発表】リグニン含有セルロースナノファイバー(LCNF)を製造するオルガノソルブ前処理技術の開発

 石丸裕也研究員らは、国産スギ(Cryptomeria japonica)からリグニン含有セルロースナノファイバー(LCNF)を効果的に製造するため、水-エタノール系オルガノソルブ前処理について検討しました。。
 本研究では、オルガノソルブ前処理によってリグニンとヘミセルロースを部分的に除去することで、その後の解繊処理によるフィブリル化が促進されることを明らかにしました。また、粉砕則を用いてフィブリル化効率を定量的に評価しました。その結果、リグニンを適度に残しながらヘミセルロースを除去することが、効率的なフィブリル化に重要であることが示されました。本成果は、木質バイオマスの成分を活かしたリグニン含有セルロースナノファイバーの効率的な製造技術とその材料応用につながることが期待されます。

論文情報
Water–ethanol organosolv pretreatment of Japanese cedar (Cryptomeria japonica) for controlling fibrillation toward production of lignin-containing cellulose nanofibrils
Hiroya Ishimaru, Keita Sakakibara
Industrial Crops and Products, 2026, 251, 124239
DOI: 10.1016/j.indcrop.2026.124239
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