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研究グループ紹介 Group Introduction

バイオ分子評価研究グループ(関西センター)

◇研究紹介◇

生分解性材料を用いたフィルム、不織布、発泡成形体や複合材料について、海洋をはじめとする環境分解性や生体内分解性を調べるとともに、生分解の促進抑制を制御するための技術開発に取り組んでいます。さらに,生分解性を精度よく,素早く判定するための評価手法を開発し,ISO国際標準化を目指す取組みを行っています。また微生物が生産する有用機能分子の評価や、ゲノム編集動物を用いた抗体生産、培養細胞または小型魚類等のモデル生物を用いた生体分子の評価技術の開発にも取り組んでいます。

バイオ分子評価研究グループ研究紹介図

◇業績リスト◇

2025年2024年2023年

◇関連トピックス

◇技術シーズ紹介◇

◇メンバー◇

氏名 役職 研究テーマ 研究内容

福田展雄

福田 展雄
研究グループ長
  • 出芽酵母の有性生殖制御技術にもとづく交雑育種
  • 高次倍数体のDNA安定性評価
  • 細胞内シグナル伝達の解析および改変
出芽酵母の優良菌株を育種することで、食品等の生産性・品質を向上することが期待されています。交雑育種法では、性質が異なる2種類の酵母を、人工的に掛け合わせて新株を創製していきます。これまでに、従来は交雑育種が困難であった醸造用酵母の交雑効率を飛躍的に向上させることに成功しています。

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竹内美緒

竹内 美緒
主任研究員
  • 魚類腸内常在細菌の解明と産業への活用
  • 魚類腸内ウィルス叢の解明と産業への活用
  • 魚類体表微生物コントロールによる魚病抑制技術開発
国際的に成長中の産業である水産養殖業の課題である持続可能性を高めるため、魚類常在微生物の獲得、機能解明並びにこれらを利用した養殖技術の改善を目指しています。

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出口友則

出口 友則
主任研究員
  • 小型魚類の産業応用を目指す基盤技術の開発
  • 組織や病態を可視化できる小型魚類の開発
  • ゲノム編集技術等による疾患モデルの開発
小型魚類の産業応用を目指した基盤技術の開発を行っています。その一つとして高解像度生体イメージングに適したメダカを用い、Whole bodyにおけるがん動態の解明やがんに対する革新的創薬スクリーニング技術開発を目指して、ゲノム編集などの遺伝子組換え技術を駆使し、発がんモデルメダカの開発を行っています。

髙田英昭

髙田 英昭
主任研究員
  • 老化に伴う健康状態の変化を細胞レベルで定量的に評価する手法の開発
  • 次世代型高度顕微鏡による染色体安定性評価システムの開発
  • マイクロポアを用いた染色体異常検出デバイスの開発
クロマチンや染色体構造は、ヒトの加齢やさまざまな疾患と密接に関係しています。その構造を評価する技術は、新たなバイオ医薬や診断技術の開発を促進することで、社会全体の健康維持・増進に貢献します。そこで、クロマチン・染色体構造を指標とした細胞機能評価技術の研究開発に取り組んでいます。

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日野彰大

日野 彰大
主任研究員
  • 生分解性プラスチックの海洋生分解性評価と標準化
  • 生分解性プラスチックの生分解性制御技術の開発
  • 超分子化学的手法を用いた新規機能性材料の開発
生分解性プラスチックの海洋における生分解性評価と評価方法の標準化に取り組んでいます。また、使用中は物性を維持し、使用後に分解が開始するような生分解性制御技術を開発し、耐久性・実用性と生分解性の両立を目指します。さらに、ボールミルを用いた新規機能性材料の開発も行っています。

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迎武紘

迎 武紘
企画主幹・生命工学領域研究企画室/グループ付
  • ニワトリ生産系を用いた産業用組換え抗体生産
  • ニワトリ生産系由来組換え抗体を用いた低コスト検査技術の開発
  • 卵白からの効率的な組換えタンパク質精製方法の開発
私は、遺伝子組み換えニワトリ(以下「ニワトリ生産系」)を用いた組換えタンパク質生産技術の研究に取り組んでいます。特に、低コストな産業用組換え抗体の実用化を見据え、従来導入が困難だった水産・畜産・食品分野への抗体を用いた検出技術の普及を目指しています。また、培養肉のコスト削減に資する研究にも取り組み、持続可能な細胞性農業の実現を目指しています。

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中山敦好

中山 敦好
招聘研究員
  • 生分解性プラスチックの開発
  • 海洋性分解性評価手法の開発
  • バイオベースプラスチックの開発
環境に優しいバイオプラスチックの開発研究を行っており、生分解性材料ではポリアミド4、乳酸系ポリマー、ポリウレタン、スイッチ型機能性生分解材料やその他の材料開発を進めています。また、海洋での生分解挙動の解明と国際標準化に向けた生分解評価技術の開発を行っています。

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