合成生物工学研究グループ
トピックス

【開催案内】 産総研技術移転ベンチャー登壇イベント

イベント情報(2021/2/24)

当グループの木村忠史 主任研究員のコア技術をもとに設立された産総研技術移転ベンチャー(VENENO TECHNOLOGIES)が、「第5回J-TECH STARTUP SUMMIT」に登壇しました。

【日時】2月24日(水)14:00~18:00

【費用】無料(オンライン)

【主催】一般社団法人 TX アントレプレナーパート ナーズ(TEP)

【登壇する産総研技術移転ベンチャー】

会社名 :Veneno Technologies株式会社

ビジョン:毒液から医薬品を!

事業内容:3つコア技術(DRP 焦点化ライブラリ、高速スクリーニング法 PERISS、DRP 量産技術)による、毒液由来のユニークなペプチド “DRP” に焦点を当てた次世代ペプチド創薬

rRNAは組換えにより進化する:リボソーム進化のRandom Patch Modelの提唱

論文発表(2019/8/2)

高度好熱菌Thermus thermophilusを宿主に、16S rRNAの生物種間互換性の実験を行う過程で、宿主と外来16S rRNAで様々なキメラ16S rRNAが生まれることを発見しました。これまでの生物種特異性・和合性に加え、組換え進化を組み入れたリボソーム進化モデル「Radnom Patch Model」を提唱しました。

受賞:梅村舞子主任研究員

第18回糸状菌分子生物学コンファレンス(2018/11/17)

梅村舞子主任研究員が以下の通り受賞しました。

  • 企業特別賞(キッコーマン賞) 題目「Fungi界に広がる多様なリボソームペプチド生合成因子」
 

進化分子工学がノーベル化学賞

本年度のノーベル化学賞は、Frances Arnold(酵素進化工学)、George Smith、Greg Winter(ファージディスプレイ)に与えられました。Arnold研究室で在外研究(1997-2000)を行なった宮崎研究グループ長が各種取材対応、解説講演、解説記事の執筆などをしています。

リボソーマルRNAの抗生物質耐性変異を解析する技術の開発

- 耐性菌の早期発見に有用な耐性変異データベース構築に向けて - (2018/4/3 論文発表・プレス発表)

rRNAの抗生物質耐性変異の同定方法の開発について論文発表しました。プレス発表も行っています。

系統ネットワーク解析による16S rRNA遺伝子の組換え進化の発見

論文発表 (2017/10/30)

16S rRNAが自然界で(頻繁に)水平伝播していることを示した論文を発表しました。「系統ネットワーク解析」という手法を使って解析したところがポイントです。

  • Sato M, Miyazaki K (2018) Phylogenetic network analysis revealed the occurrence of horizontal gene transfer of 16S rRNA in the genus Enterobacter. Front Microbiol 8:2225

進化系統分類の指標となる16S rRNA遺伝子の進化的な中立性を実験的に証明

-指標としての適性を検討するための重要な事実も同時に発見- (2017/8/30 論文発表・プレス発表)

進化系統解析の分子マーカーとなる16S rRNAが中立進化していることを実証した論文を発表しました。プレス発表も行っています。

生物種を越えた16S rRNA遺伝子の機能相補性を確認

―バクテリアの系統分類学の根本に疑問をなげかける― (2012/10/30 論文発表・プレス発表)

進化系統解析の分子マーカーとなる16S rRNAが生物種間で機能互換であることを実験的に証明しました。

リボソームの非翻訳機能の発見

−リボヌクレアーゼT2の阻害−(2011/11/13 論文発表・プレス発表)

リボソームは生体内の翻訳装置(タンパク質合成装置)として知られていますが、それとは縁もゆかりもないRNaseのイン日ビターとして機能することを発見した論文を発表しました。プレス発表も行っています。


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