平面度
図1 平面度校正用フィゾー干渉計
「平面度」は重要な幾何学偏差量の一つであり、近年、フォトマスクやシリコンウエハ、 液晶基板、光学素子、工業用平面基準器(オプティカルフラット) など様々な場面で高精度な平面が要求されています。産業技術総合研究所では、 独自技術の大型フィゾー干渉計を開発し、300 mmの範囲に対して測定不確かさ10 nm (k= 2) の精度で平面度の絶対校正を行っています。
校正範囲:300 mm(12インチ)以下、参照オプティカルフラットによる比較測定
拡張不確かさ(k=2) | 条件・備考 | 認定 |
---|---|---|
10 nm | ASNITE認定、KCDB登録(別ウィンドウが開きます) |
校正技術
参照オプティカルフラットによる比較測定の校正技術については、 産総研 TODAY, Vol. 4 (2004)(別ウィンドウが開きます), No. 7, p. 7 をご参照下さい。 [PDFファイルはこちら、570KB]
校正責任者
近藤 余範参加国際比較
比較番号 | 比較の種類 | 比較実施時期 | 測定対象 | 国際比較DB (英語、別ウィンドウが開きます。) |
---|---|---|---|---|
APMP.L-S8 | APMP補完比較 | 2015年-2016年 | オプティカルフラット(直径60 mm, 150 mm) | APMP.L-S8 |
EURAMET.L-S28 | EURAMET補完比較 | 2020年-2021年 | Zerodur製オプティカルフラット(直径330 mm) | EURAMET.L-S28 |