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研究グループホームページのアイコンについて

研究グループホームページのヘッダーに示されているアイコンは、「長さ」 に関連する文字や道具、科学技術、歴史をデザインしたものです。 ホームページにはすべてが表示されており、 ホーム以外のページにはこれらのうち一つのアイコンが日替わりで表示されます。

それぞれの意味を以下の表に示します。

アイコン一覧
アイコン 説明
尺という漢字の由来 親指と人差し指を広げて物にあてて長さを測っている形を表しています。「尺」 という漢字の由来になっています。
肘の長さ 肘から中指の先までの長さを表しています。古代使われた「キュビット」という単位です。
両手を広げた長さ 両手を広げた様子です。この長さは「尋」という単位として使われていました。
足 「フィート」は足の大きさに由来する単位です。
度という漢字の由来

「度」という漢字の篆書体です。この字は「席」の省略形と「又」とを組み合わせた形で、 「又」は右手の形を表しています。席は、手で敷物の席(むしろ)をひろげる形で、 席(むしろ)の大きさをものさしとして長さをはかることをいいます。 そのため、「はかる、ものさし」の意味となります。(白川静、常用字解、 平凡社を元に表現を分かりやすく書き直しました。)

さまざまな量を測る「もの」あるいは「単位」のことを総称するときに用いられる「度量衡」とは、 それぞれ、長さ、容積、重さ、あるいは、それらを測るものさし、ます、はかりを表します。

ブロックゲージのように端面間隔で長さを表すものを端度器、 標準尺や物差しのように目盛線間隔で長さを表すものを線度器と呼びます。

メートル 長さの単位「メートル」の記号です。
地球 国を超えた交流が発達すると、身体等を用いて地域ごとに異なる単位で長さを測っていては不都合となり、フランスを中心として、普遍的な単位を決定することが提案されました。1795年フランス国内法で決定されたメートルの定義は、「北極と赤道との間にはさまれる子午線の弧の1千万分の1に等しい長さ」となりました。
三角測量 メートルを設定するために、正確な子午線長の測定が必要となり、パリを通る子午線に沿って、 ダンケルクからバルセロナまで三角測量が行われました。
ロデーズの大聖堂 子午線弧長測量は、二つの部分に分けて行われました。北側の部分はドゥランブルが担当し、ダンケルクから南へ向けて測量を行い、 南側の部分はメシェンが担当し、バルセロナから北へ向けて測量を行いました。 両者の三角測量網は、ロデーズの大聖堂でつながりました。 大聖堂の塔の最高点にある聖母マリア像の頭部が彼らの測量の視準目標でした。
トレスカの断面 メートル原器の断面は、X字型になっています。設計者の名にちなみ、「トレスカの断面」と呼ばれます。
ノギス ノギスは、スケールに副尺(バーニヤ)をつけ、粗い目盛と細かい目盛の差により読み取り精度を向上させています。
マイクロメータ マイクロメータは、精密なねじを利用しており、長さの変化をネジの回転角と径により拡大し、 精密に長さを読み取ることができます。
ブロックゲージ ブロックゲージは、19世紀末にスウェーデンのカール・ヨハンソンにより製作されました。 端面間の距離で長さを表す「端度器」の代表的なものです。
線度器 目盛線間の距離で長さを表す計量器を「線度器」と呼びます。
クリプトン 1960年に、メートルの定義は、クリプトンが発する光の波長に基づき、 「クリプトン86原子の準位2p10と5d5の間の遷移に対応する光の真空中における波長の1,650,763.73倍に等しい長さ」 になりました。
光速度 1983年に、メートルの定義は再び変わり、光の速度に基づいて、 「真空中で光が1/299792458秒に進む距離」になりました。
光の干渉縞 光路長変化に対する干渉強度の変化は、光源波長を周期とした周期関数となります。 これにより、ナノメートルオーダーでの測定ができ、精密な長さ測定の場面では広く利用されています。
レーザー レーザー光は可干渉性が良く、精密長さ計測で広く利用されています。
プリズム 光が感じる長さには媒質の屈折率が影響します。また、ほとんどの媒質は、 光の波長により屈折率が異なります。精密長さ測定では、 空気の屈折率を考慮しなければいけない場合もあります。
光波測距儀 光を用いて距離を計測する測量機器を光波測距儀と呼びます。
光周波コム 光周波数コムは広帯域で櫛状のスペクトルを持つ光です。 光周波数軸上で等間隔に並んだ多数のスペクトル成分を持ち、 光周波数のものさしとして用いることができます。 日本の長さの国家標準は光周波数コム装置です。

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