標準尺
図1 標準尺
図1に示す標準尺は、画像測定器などの校正に用いる標準器として使われています。近年、 画像測定器の高精度化と、そのトレーサビリティへの要求の高まりから、 標準尺の校正の需要が増えてきています。 産業技術総合研究所では、安定化He-Neレーザを用いたレーザ干渉計による絶対校正を行っています。
校正範囲:1000 mmまで
拡張不確かさ(k=2) | 条件・備考 | 認定 |
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低熱膨張係数材の場合 √((58 nm)2+(0.13×10-6 L)2) (L: 呼び寸法) (L = 50 mmで59 nm、100 mmで60 nm、 500 mmで86 nm、1000 mmで139 nm) |
ASNITE認定、KCDB登録(別ウィンドウが開きます) |
校正技術
標準尺の校正技術については、 産総研 TODAY, Vol. 6(別ウィンドウが開きます), No. 10, pp. 34-35 (2006)をご参照下さい。 [PDFファイルはこちら、418KB]
校正責任者
寺田 聡一参加国際比較
比較番号 | 比較の種類 | 比較実施時期 | 測定対象 | 国際比較DB (英語、別ウィンドウが開きます。) |
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CCL-S3 | CIPM補完比較 | 2000年-2002年 | ゼロデュア(280 mm)、石英(280 mm) | CCL-S3 |
APMP.L-K7.2014 | APMP基幹比較 | 2015年-2017年 | クリアセラムZ-HS(500 mm) | APMP.L-K7.2014 |
マスコット
図2 標準尺のマスコット。
左:標準ジャック、右:直ジャクリーン
図2は標準尺グループのマスコット達です。