ようこそ、化学標準物質の不確かさへのいざない

 

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計量トレーサビリティ


 計量法のトレーサビリティ制度に関わるものとしては

 (1)産業技術総合研究所または日本電気計器検定所が、その保有する特定標準器または特定副標準器により、登録事業者の保有する特定二次標準器を校正する場合(jcssの標章付き)
 (2)経済産業大臣が指定した指定校正機関が、特定標準物質により、登録事業者の保有する特定二次標準物質を値付けする場合(jcssの標章付き)
 (3)登録事業者が、メーカーやユーザーの実用標準器を校正する場合(JCSSの標章付き)
 (4)登録事業者が、メーカーやユーザーの実用標準物質を値付けする場合(JCSSの標章付き)
があります。

 計量法のトレーサビリティ制度では、計量標準(計量器もしくは標準物質)に証明書(jcssまたはJCSSの標章付き)を発行することにより、個々の計量標準が国家計量標準(特定標準器または特定標準物質)に繋がっていることを確認することとしています。証明書には技術的に確認された事項を明記する必要がありますが、それは、計測された結果の信頼性を不確かさの解析結果として表現することに集約されます。(今井秀孝:「計測の信頼性評価」日本規格協会より抜粋)


 このように、計量標準にとって計量トレーサビリティは重要な概念ですが、メーカーやユーザーの計量標準が国境を越えて通用するためには、各国の国家計量標準(計量法では、特定標準器または特定標準物質)および国家計量標準機関の発行した証明書の同等性の確認が欠かせません。そこで、国際相互承認取決め(CIPM MRA)に署名した国家計量標準機関の間で、さまざまな計量標準について国際比較を行っており、フランスにある国際機関である国際度量衡局(BIPM : The Bureau International des Poids et Mesures)においてKCDB(基幹比較データベース)として公開されています。

 このような基幹比較あるいは技能試験などにおいて重要なのが、計量標準の持つ値「不確かさ」であり、この不確かさを評価するために重要となる基本的な統計的手法を、以下に紹介しておきます。

 ・ データ構造による総平均の不確かさの違い

 ・ 変動係数 CV

 ・ 共同実験スキーム z-Score(z−スコア)

 ・ 測定比較スキーム En

 ・ 相関比

 ・ 基幹比較(key comparison)




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