主要研究紹介

主要な研究成果

2023(令和5)年

次世代医療基盤

QoL向上に資する高品質・高機能・高精度な治療・診断技術の開発と、バイオデータを統合利用した診断/健康評価のための基盤技術開発、バイオ医薬品や再生医療の研究開発を推進し、健康寿命の延伸や次世代医療システムの構築を支援します。

既存薬転用データベース
  • In silicoによる薬剤候補の選定
  • 既存薬転用による創薬加速基盤
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  • 高価な免疫チェックポイント阻害薬を10分の1まで減らしても同等の効果を発揮
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  • 抗体医薬品の活性強化、分子標的薬創薬基盤
  • ウイルスのスパイクタンパク質を凝集させて、従来株・オミクロン株ともに感染阻害へ導く
  • スパイクタンパク質上の糖鎖とアミノ酸を同時認識して強く作用
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摘出肺の早期機能評価法の構築
  • 肺移植に向けた臓器長期保存
  • 評価システムの開発
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生物資源高度利用

植物や微生物等の生物資源を最大限に利用し、遺伝子工学、生化学、情報科学、環境工学等の多層的視点から生命現象の深淵を明らかにするとともに、その応用技術を利活用することで持続的バイオエコノミー社会の実現を目指しています。

  • 変性のこれまでの常識を覆し、抗体医薬品劣化評価技術基盤に
  • タンパク質の科学における新発見であるとともに、抗体医薬品の安定化技術につながる知見
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  • コレステロールエステラーゼの分泌生産量を野生株の30倍以上に向上し、従来の育種法ではできなかった高生産型スマートセルの構築を初めて実現
  • これを活用したCEN IIを体外診断用医薬品原料として国内外に供給することを通じ、脂質異常症の検査に貢献
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  • 乳酸菌をこんにゃく中に内包、胃液中でも生存可能に
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生活の質を改善する機能性食品開発
  • 抗がん作用・抗ウイルス作用を示す天然化合物を同定
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先進バイオ高度分析

バイオ関連技術における測定・解析を含めた評価技術の高度・高感度化や、これまで困難とされた生体物質の測定を可能とする新技術の開発を推進し、バイオ医薬品の品質管理、バイオ計測標準技術に加え、次世代バイオモノづくりへのサポートを展開します。

  • ヒトマイクロバイオーム計測の推奨
  • プロトコルの整備
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オンサイト迅速検査チップの開発
  • 食品中のアレルゲンを測定できる
  • POCTのプラットフォーム技術を構築
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抗ウイルス表面の迅速評価技術の開発
  • 発光タンパク質コードウイルスを用いた評価系を開発
  • 迅速な評価が可能に
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FCCSの製品化
  • 小型・安価・調整フリーな光ファイバ型蛍光相互相関分光装置を開発
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