連携に対する取り組み
産総研では「ともに挑む。つぎを創る。」のビジョンのもと、社会課題の解決に向けて企業の皆様と共に考え、新たな価値を共創することにチャレンジしています。 生命工学領域では、次世代医療基盤、生物資源高度利用、先進バイオ高度分析を研究開発の3本の柱として据え、成果の社会実装を意識した研究開発に取り組んでいます。 特に注力しているヘルスケア分野、バイオものづくり分野では、以下のような強みがあると考えています。
ヘルスケア分野における産総研の強み
- 健康状態をモニタリングする独自の計測指標
- 多角的アプローチから健康状態を評価する多彩な計測技術
- 実証のための試作デバイス製作などに対応可能な所内設備
- ウェット計測からデバイス開発まで幅広い専門分野の研究者によるチームアップ
バイオものづくり分野における産総研の強み
- 国内研究機関で最大規模の研究人材が所属、多彩な宿主によるバイオものづくり研究に対応可能
- データ駆動型解析手法の構築、植物や微生物細胞を用いた酵素や機能性分子の生産
- 細胞が持つ物質生産能力を人為的に最大限まで引き出し最適化する技術
- 遺伝子工学や情報科学等の異分野の専門技術を統合したアプローチ
産総研では、社会課題の解決を見据えた研究開発をバックキャスト的に推進し、得られた成果をシームレスに社会実装に繋げることを目的として、科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律に基づき、2023年4月に産総研100%出資の子会社であるAIST Solutionsを設立しました。
AIST Solutionsは生命工学領域を含めた産総研7つの領域の総合力を融合させ、民間企業皆様と共に新たな価値を共創する連携の窓口となり、多彩な連携プログラムをご提案いたします。
また、共同研究開始後は、成果の社会実装に向けたマネジメントを行います。
産総研グループの総合力を活用した連携について、ぜひご検討いただけましたら幸いです。
まずは生命工学領域連携推進室まで、お気軽にお問い合わせください。