AIと量子コンピューティングが拓く生命工学のパラダイムシフト
座長:産総研生命工学領域 研究企画室 室長 光田 展隆

14:30-14:50
「アジャイルダイナミック時代の量子コンピューティング」
Quantum Computing in the Agile Dynamic Era

我が国の量子戦略に基づいて、産業技術総合研究所に量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)が2023年7月に設立されました。 国からの投資を受けて、GPUベースのスーパーコンピュータ、複数の量子コンピュータを含めた計算環境と評価設備を導入し、本格的な活動を開始しました。 本講演では、量子技術に関する国内外の動向を踏まえて、G-QuATのミッション、戦略、取り組みを紹介するとともに、バイオテクノロジーへの展開の可能性についても紹介します。
14:50-15:10
「AI/量子コンピューティングによるバイオものづくり研究センターの転換・加速戦略とその可能性」
Transformation and Acceleration Strategy for a Biomanufacturing Process Research Center Enabled by AI and Quantum Computing-and Its Potential

(調整中)
15:10-15:30
「量子・AI次世代創薬」
Next-Generation Drug Discovery with Quantum Computing and AI
産総研 細胞分子工学研究部門 招聘研究員/早稲田大学 先進理工学部 教授 浜田 道昭

本講演では、量子計算とAIを組み合わせた次世代創薬研究についてご紹介いたします。RNAアプタマー創薬を対象に、SELEXデータに基づく配列・二次構造情報の最適化問題を、量子アニーリングやイジングマシンで解くアプローチを解説します。さらに、RNA二次構造を取り入れたQUBO定式化や、実データを用いた最適化結果を示し、量子・AI技術による創薬の新しい可能性をご紹介いたします。