Sponsor Seminar@BioJapan

Program

BioJapan2025 Sponsor Seminar   (10月8日、 場所:アネックスホール F206)


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「AIと量子コンピューティングが拓く生命工学のパラダイムシフト」

産総研では、少子高齢化社会への対応やバイオエコノミー社会の実現を目指すため、AI技術や量子コンピューティングを活用した医療・ヘルスケア技術やバイオものづくり技術、資源循環技術の研究開発を進めています。 本セミナーでは、産総研が取り組むAI技術や次世代量子コンピューティング技術がこの分野にもたらしうる変革や目指すべき目標について実際の研究開発事例を交えつつご紹介いたします。

AIと量子コンピューティングが拓く生命工学のパラダイムシフト
座長:産総研生命工学領域 研究企画室 室長 光田 展隆
14:30-14:50
「アジャイルダイナミック時代の量子コンピューティング」
Quantum Computing in the Agile Dynamic Era

我が国の量子戦略に基づいて、産業技術総合研究所に量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)が2023年7月に設立されました。 国からの投資を受けて、GPUベースのスーパーコンピュータ、複数の量子コンピュータを含めた計算環境と評価設備を導入し、本格的な活動を開始しました。 本講演では、量子技術に関する国内外の動向を踏まえて、G-QuATのミッション、戦略、取り組みを紹介するとともに、バイオテクノロジーへの展開の可能性についても紹介します。

14:50-15:10
「AI/量子コンピューティングによるバイオものづくり研究センターの転換・加速戦略とその可能性」
Transformation and Acceleration Strategy for a Biomanufacturing Process Research Center Enabled by AI and Quantum Computing-and Its Potential
産総研 バイオものづくり研究センター 総括研究主幹 谷口 丈晃

(調整中)

15:10-15:30
「量子・AI次世代創薬」
Next-Generation Drug Discovery with Quantum Computing and AI
産総研 細胞分子工学研究部門 招聘研究員/早稲田大学 先進理工学部 教授 浜田 道昭

本講演では、量子計算とAIを組み合わせた次世代創薬研究についてご紹介いたします。RNAアプタマー創薬を対象に、SELEXデータに基づく配列・二次構造情報の最適化問題を、量子アニーリングやイジングマシンで解くアプローチを解説します。さらに、RNA二次構造を取り入れたQUBO定式化や、実データを用いた最適化結果を示し、量子・AI技術による創薬の新しい可能性をご紹介いたします。