ワークショップ「微生物研究の新展開〜産総研生物プロセス研究部門の挑戦〜」
222名のご参加をいただき、盛会の内に終了しました
ご参加ありがとうございました。



ごあいさつ

 生物プロセス研究部門は、国立研究開発法人産業技術総合研究所生命工学領域の三つの重点戦略課題の一つ「生物機能活用による医薬品原材料などの物質生産技術の開発」を担当する研究部門として、基礎的・基盤的研究から実用的研究に至るまでの一貫した研究を行い、物質循環型社会の実現ならびに高品位な物質生産技術の開発に貢献すべく、研究開発を進めています。

 当研究部門では、遺伝子資源探索と高効率生産技術を両輪として、微生物と植物を利用した「バイオものづくり」における最先端研究を進めています。そこで本ワークショップでは、生物プロセス研究部門の微生物研究を中心に講演を構成しました。さまざまな微生物を用い、また多様なアプローチにより、まったく新しい微生物の魅力、潜在力を見いだした研究をご紹介いたします。

 さらに、ポスター発表においては、植物によるバイオものづくり、生体由来分子の高度利用等、生物プロセス研究部門の研究をあまねくご紹介させていただきます。

 皆様多数のご参加をお待ちしております。

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 研究部門長 田村 具博

タイトル 微生物研究の新展開〜産総研生物プロセス研究部門の挑戦〜
日時 2016年1月13日(水) 13:30〜17:00(開場 13:00)
会場 秋葉原コンベンションホール
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2F
http://www.akibahall.jp/data/access.html
お問い合わせ 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
生物プロセス研究部門 事務室(風穴、扇谷)
TEL 011-857-8537
FAX 011-857-8915
E-mail bpri-ws2016-admin-ml@aist.go.jp

ワークショップ『微生物研究の新展開〜産総研生物プロセス研究部門の挑戦〜』プログラム

13:30〜13:35
開会挨拶
理事・生命工学領域長 松岡 克典
13:35〜14:20
総説講演『未知微生物の実体と機能解明』
生命工学領域 研究戦略部長 鎌形 洋一
14:20〜14:40
講演『導電性物質との電子授受にもとづく微生物のエネルギー代謝』
生物プロセス研究部門 環境生物機能開発研究グループ 加藤 創一郎
14:40〜15:00
講演『害虫の進化を決める共生微生物』
生物プロセス研究部門 環境生物機能開発研究グループ 菊池 義智
15:00〜15:55
ポスターセッション、休憩
15:55〜16:15
講演『マイコプラズマを用いた全ゲノム操作技術による難培養性細菌の機能解析』
生物プロセス研究部門 生物資源情報基盤研究グループ 柿澤 茂行
16:15〜16:35
講演『新規アルゴリズムMIDDAS-Mによる大規模生物情報からの二次代謝遺伝子群の迅速な同定と利用』
生物プロセス研究部門 分子生物工学研究グループ 梅村 舞子
16:35〜16:55
講演『表現型の不均一性 ~クローン集団における微生物1細胞の個性~』
生物プロセス研究部門 生物資源情報基盤研究グループ 宮崎  亮
16:55〜17:00
閉会挨拶
生物プロセス研究部門長 田村 具博

ポスター発表リスト

微生物研究

  • 嫌気性廃水処理プロセスの汚泥を構成する未知微生物群の機能解明(成廣 隆)
  • II型糖尿病を誘起する未知腸内細菌の発見と生理生態機能の解明(玉木秀幸)
  • バイオレメディエーションによる塩素化エチレン類汚染浄化の生態系影響評価に関する手法開発(木村信忠)
  • 大気水素の循環に植物共生微生物の放線菌が果たす新機能(菅野 学)
  • 必須共生を可能にする細菌因子の探索(古賀隆一)
  • 農業害虫と環境微生物の共生システムの解明:分子レベルから生態レベルまで(菊池義智)
  • 導電性物質との電子授受にもとづく微生物のエネルギー代謝(加藤創一郎)
  • 生理活性化合物の迅速な生産 ~二次代謝の迅速・正確な遺伝子同定活用プラットフォーム~(町田雅之)
  • 麹菌の代謝工学に基いた改変による遊離脂肪酸の生産性向上(玉野孝一) ※追加
  • C5C6糖同時発酵微生物の開発(藤森一浩)
  • 脂質蓄積性を高めた出芽酵母による機能性脂肪酸の生産(木村和義)
  • Confirmation of the sugar metabolic pathway by functional analysis of the estimated enzymes within the genomic information of the thermophilic archaea(河原林裕)

植物研究

  • 組換え植物を用いたイヌ皮膚炎治療薬の開発(伊藤 亮)
  • 薬用植物国内自給率向上へ向けた植物工場を利用した研究展開(田坂恭嗣)
  • 植物転写因子研究~基礎から応用まで~(光田展隆)
  • 植物クチクラ形成を制御する転写因子の機能解析とその応用(大島良美)
  • 新手法による植物細胞壁の形成を制御する転写因子の同定とその応用(坂本真吾)

蛋白質・核酸・糖鎖など生体分子研究

  • メタゲノム手法と培養法:酵素遺伝子スクリーニングのための手法間の比較解析(末永 光)
  • バイオマス糖化酵素の探索ー環境メタゲノムからのアプローチー(松沢智彦)
  • トリコデルマ由来キシラナーゼIIIの高機能化(矢追克郎)
  • (3-OH)Aspデヒドラターゼの基質立体選択メカニズムと光学活性アミノ酸生産への応用(安武義晃)
  • A very low carbohydrate ketogenic diet increases hepatic glycosphingolipids related to regulation of insulin signaling.(奥田徹哉)
  • Functional analysis of potatoes using ‘nuclear-receptor reporter assay(坂下真実)
  • ウミホタル由来の分泌型ルシフェラーゼ(CLuc)発光変異体を用いたデュアルカラーレポーターアッセイ系の構築に向けての基礎検討(西宮佳志)
  • 新規分泌型発光プローブを用いたマウス腫瘍の増殖モニタリング(森田直樹)
  • 真夏の紫外線に耐えるトンボの分子メカニズム(二橋 亮)
  • 微生物不凍タンパク質の立体構造と機能メカニズム(近藤英昌)
  • 高効率な物質生産および高感度な物質検出を指向した電気化学酵素反応基盤(三重安弘)
  • microRNAの効率的阻害活性を有する核酸分子の開発(平野 悠)
  • ペプチド固相合成におけるマイクロ波効果(長島 生)
  • 熱化学変換法による木質系バイオマスの糖化反応(佐々木正秀)

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