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研究成果 Research Result

海洋生分解性プラスチックの開発、機能化と国際標準化に向けた取り組み

生体分子創製研究グループ 中山敦好

研究概要・目的

海洋プラスチック問題は大阪サミットでも取り上げられたように喫緊の問題であり、解決策の一つとして生分解性プラスチックの活用が期待されている。しかしながら、従来の生分解性プラスチックは陸上での使用を想定しており、陸上での生分解については詳細が解明されているが、海洋での生分解についてはわからないことが多く、また、水産分野で使用可能な生分解性樹脂はほとんどない。そこで、私どもでは複数のプロジェクトを通じて、①漁具等に使用可能な高強度を持った生分解性樹脂の開発、②使用後に生分解が開始するというスイッチ機能の組み込み、③生分解性樹脂を普及させるために必要な認証制度、国際標準化に向けた海洋生分解の基礎データの蓄積 について研究を進めている。

海洋生分解性プラスチックの普及に向けた取り組み