NMIJ計測クラブについて
産業技術総合研究所内・計量標準総合センター(NMIJ)とその前身となる組織は、1885年のメートル条約加盟以来、わが国の計量標準を担う機関として計量法を基に活動してきました。
このような活動は諸外国でもNIST(米国)、NPL(英国)、PTB(ドイツ)などのように長い歴史を有する国家計量標準機関で行われています。
NMIJは海外のこれらの組織とつながり、国家間の商取引の同等性や安全性を確保するために日本の計量の基礎となる物理および化学の標準となる量の実現を図り、それを安定に維持し、産業界をはじめ社会に行き渡るよう普及に努めています。
このような研究開発において蓄積された技術を広くご利用いただき、わが国の産業や学術研究から日常生活に至るまで役立てていただけるように、技術を共有する場としてNMIJ計測クラブを運営しています。
NMIJ計測クラブは学会、経済産業省関連組織の会合との協力も行い、技術分野や技術テーマごとに、主に下記の活動を行っています。
- 研究会、講演会の開催
- 技術相談、共同研究の実施
- 経済産業省の計量標準施策、国際計量業務活動の報告・解説
- NMIJにおける標準量目の整備や標準供給の準備状況、将来必要になりそうな物理量・化学物質の標準予測の意見交換