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固体イオニクス材料グループ

超高効率でエネルギー・物質変換が可能な次世代固体酸化物形燃料電池(SOFC)や固体酸化物形電解セル(SOEC)、 プロトン伝導セラミック燃料電池(PCFC)の実現に向けて、 ナノ複合化電極等の新規固体イオニクス材料や、 電解質低温焼結等の革新プロセス技術の研究開発に取り組んでいます。 また、ロボットやドローン等の小型モビリティ向け電源として、 液化石油ガス(LPG)やエタノール等水素以外の燃料を用いることができる燃料電池の実証を行っています。

グループの研究課題・研究成果

SOFC・SOEC用ナノ複合化電極の開発

SOFCやSOECにおける電極活性の飛躍的な向上を実現するため、従来の1/10 ~ 1/100 オーダーで制御したナノ複合化電極の合成に成功しました。

約10nm に制御されたナノ複合化電極

超高効率PCFC製造プロセスの開発

難焼結性であるPCFC電解質の焼結温度を大幅に低下させても緻密質膜が得られる製造プロセスを確立しました。更なる低温化に向けた革新プロセスを開発しています。

低温焼結によるPCFC電解質膜

超高効率SOFC(左)と PCFC(右)

小型モビリティ向けSOFCの開発

ロボットやドローン等の小型モビリティ向け電源として、液化石油ガス(LPG)等で駆動する燃料電池の実証や、強靭性に優れた金属支持SOFCの開発に取り組んでいます。

長時間飛行を実現するSOFCドローン

強靭性を有する金属支持SOFC


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プレスリリースなど

グループの構成メンバー

顔写真 役職および名前 専門分野 論文等
研究グループ長
鷲見 裕史(Hirofumi Sumi)
電気化学、固体イオニクス
水谷安伸招聘研究員の写真
招聘研究員
水谷 安伸(Yasunobu Mizutani)
固体酸化物形燃料電池、高温水蒸気電解、プロトン伝導セラミック燃料電池
島田寛之上級主任研究員の写真
上級主任研究員
島田 寛之(Hiroyuki Shimada)
燃料電池、電気分解、機能性セラミックス、エネルギー変換材料、電気化学
主任研究員
野村 勝裕(Katsuhiro Nomura)
プロトン伝導セラミック燃料電池、固体電解質、電極材料
山口祐貴主任研究員の写真
主任研究員
山口 祐貴(Yuki Yamaguchi)
セラミックス材料化学
主任研究員
藤岡 正弥(Masaya Fujioka)
無機材料科学、固体イオニクス、超伝導材料
研究員
百相 瑞貴(Momai Mizuki)
無機材料化学、固体電解質

連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中部センター
極限機能材料研究部門 固体イオニクス材料グループ

〒463-8560 名古屋市守山区桜坂4-205
Eメール:M-webmaster_ifm-ri-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)

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