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研究グループ紹介

電子セラミックスグループ

研究グループ長:増田 佳丈

図:呼気や室内空気を測定し機械学習によってニオイを識別(概念図)

電子セラミックスを中心として、新規セラミックスナノ材料の創製・機能開拓からガスセンサ等のデバイス開発までを行っています。 具体的には、セラミックスナノ材料の開発、白金代替高温導電性酸化物の開発、バルク応答型ガスセンサ材料の開発、 VOC・呼気・皮膚ガス・室内ガス等を対象としたガスセンサの開発、センサアレイおよび機械学習を用いたニオイ等の識別技術の開発、熱電発電モジュールの開発・実用化等を進めています。

光熱制御材料グループ

研究グループ長:浦田 千尋

写真:高分子ネットワーク液晶を用いた温度応答性の光透過制御素子

周囲環境変化に応答し、透過率が変化する材料や異物の付着抑制機能が持続する材料を開発しています。具体的には、室内や車内に流入する日射を制御して省エネで快適な空間を実現する調光材料や、道路標識や太陽光パネル等への雪氷付着を抑制して安心安全な生活や創エネを支える表界面材料の開発に取り組んでいます。

蓄電材料グループ

研究グループ長:濱本 孝一

写真:セラミックス電解質シート成形技術

モビリティやIoT社会への応用が期待される次世代の大容量全固体電池や高性能セラミックキャパシタなどの次世代蓄電デバイスの実現に向けて、 ナノ粒子合成・粒子界面制御などのセラミックスプロセスと高度ナノ構造解析技術や数値シミュレーションを融合した材料開発を推進します。

固体イオニクス材料グループ

研究グループ長:鷲見 裕史

写真:飛行試験中の固体酸化物形燃料電池ドローン

超高効率でエネルギー・物質変換が可能な次世代固体酸化物形燃料電池(SOFC)や固体酸化物形電解セル(SOEC)、プロトン伝導セラミック燃料電池(PCFC)の実現に向けて、 ナノ複合化電極等の新規固体イオニクス材料や、 電解質低温焼結等の革新プロセス技術の研究開発に取り組んでいます。 また、ロボットやドローン等の小型モビリティ向け電源として、液化石油ガス(LPG)やエタノール等水素以外の燃料を用いることができる燃料電池の実証を行っています。

ナノポーラス材料グループ

研究グループ長:木村 辰雄

図:開発したメソポーラス材料

従来技術の改良研究だけでは実現できない機能設計、性能刷新、並びに用途開拓等を通じて、 サーキュラーエコノミーの実現を含む、新しい産業構造の提案に向け、精密多孔化に関する独自技術を技術基盤の中核に位置付け、 各種ナノ構造制御を駆使した無機系物質変換材料の開発並びにその利用技術の高度化を目指していきます。

次世代磁石材料グループ

研究グループ長:平山 悠介

写真:Sm-Fe-N焼結磁石

EV用モータの要となるネオジム磁石の資源問題や低耐熱性問題の克服に向けて、サマリウム合金磁石や準安定合金磁石などのポストネオジム磁石の開発に取り組んでいます。特に、磁石性能は材料内部の様々な微構造に著しく影響を受けることから、酸化膜形成を極限まで抑制できる低酸素粉末冶金技術や、超微結晶磁石に向けた希土類合金ナノ粒子合成法など、新たな粉末冶金プロセスの創出を中心に研究しています。

高機能磁性材料グループ

研究グループ長:岡田 周祐

概念図

持続可能な脱炭素社会の実現に向け、パワーエレクトロニクスやモビリティの省エネに貢献する軟磁性材料に加え、磁性由来のエントロピーを利用し熱制御を実現する固体冷媒・蓄熱材料を開発しています。中でもFe系磁気熱量材料やVO2系及びNiTi系蓄熱材料は磁気冷凍やアクティブ蓄熱などの新用途と連携した社会実装を目指しています。

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