蓄電材料グループ
全固体電池や高性能セラミックキャパシタなど、モビリティやIoT社会に不可欠な次世代セラミックス蓄電デバイスの実現に向けて、セラミックデバイスの界面制御を実現するナノ粒子など材料、省エネ製造プロセス技術、ナノ構造解析技術の高度化に取り組んでいます。
グループの研究課題・研究成果
次世代全固体電池用電解質セラミックスシートとそれを用いた積層型電池
高度に膜厚制御したシート成形技術による薄層セラミックスシートの開発、ナノ粒子合成や粒子界面低温接合制御技術による電極/電解質の複合化を行い、次世代全固体電池の実用化を進めます。
高性能セラミックスキャパシタ用ナノ結晶精密制御技術
サイズおよび形状を精密に制御したナノ結晶の大面積規則配列自己組織化手法を開発しています。これにより新しい大容量超小型キャパシタへの応用を提案します。
プレスリリースなど
- バイオフィルム感染症の治療薬開発を後押しする二つの技術(2024年09月09日 プレス発表)
-抗菌製剤の設計とバイオセンサーの開発- - 立方体型の超原子が結合した二次元シートを創出(2024年7月26日 プレス発表)
-高効率な水素発生触媒の開発に期待- - チタン酸バリウムナノキューブ単層膜とグラフェンの交互積層プロセス技術を開発(2023年9月1日 プレス発表)
-積層セラミックコンデンサーの飛躍的な薄層化に道筋- - 誘電体ナノキューブでリチウムイオン電池の充放電時間を大幅に短縮(2022年2月21日 産総研 研究成果 掲載 )
-リチウムイオン電池の高速充放電に道筋- - 究極的に細い原子細線からなる大面積薄膜を実現(2020年12月14日 プレス発表)
-次世代の電子・エネルギーデバイス応用に期待-
グループの構成メンバー
顔写真 | 役職および名前 | 専門分野 | 論文等 |
---|---|---|---|
研究グループ長
濱本 孝一(Koichi Hamamoto) |
全固体電池、蓄電デバイスに係るセラミック材料、低温焼結 | Web of Science | |
上級主任研究員
劉 崢(Zheng Liu) |
ナノ材料解析、ナノカーボン材料、ナノ粒子、ナノ結晶材料 | Web of Science | |
主任研究員
安井 久一(Kyuichi Yasui) |
数値シミュレーション、ナノ材料 | Web of Science | |
主任研究員 三村 憲一(Ken-ichi Mimura) |
ナノ結晶合成、無機材料科学、強誘電体、自己組織化 | Web of Science | |
主任研究員
高橋知里(Chisato Takahashi) |
機能性ナノ材料、in-situナノ計測 | Web of Science | |
主任研究員
髙田 瑶子(Yoko Takada) |
機能性セラミックス、エネルギー変換材料、無機材料化学 | Web of Science | |
主任研究員
板坂 浩樹(Hiroki Itasaka) |
ナノ結晶、強誘電体、機能性セラミックス、自己組織化 | Web of Science | |
研究員
小正路 崚太郎(Ryotaro Koshoji) |
物性物理、計算物質科学、結晶化学 | Web of Science | |
研究グループ付
浜尾 尚樹(Naoki Hamao) |
全固体電池、固体電解質、セラミックス材料、イオン伝導性酸化物 | Web of Science |
連絡先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中部センター
極限機能材料研究部門 蓄電材料グループ
〒463-8560 名古屋市守山区桜坂4-205
Eメール:M-webmaster_ifm-ri-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)