SUREでは今まで、ネオジムじしゃくやタンタルなど、「廃製品から新たに1種類のレアメタルだけを取り出す技術」を開発してきました。
レアメタルのリサイクル技術は、すでに世界トップレベルです。
その1つが、パソコンに使われているタンタルコンデンサという部品を自動で回収する「複管式気流選別機」という機械です。タンタルコンデンサだけを機械で取り出すことによって、タンタルがかんたんにリサイクルできるようになりました。
大きい!すごい機械だね
ところが最近、コンデンサという電子部品にタンタルがあまり使われなくなりました。ハイテク製品は、新製品が次々に発売され、使われている金属の種類や量がすぐに変わってしまいます。
どんどん変わる廃製品に合わせてリサイクルの機械を作ったり、買ったりするのは、とてもむずかしいし、お金もかかるよ!だから、今は、機械を使わずに、作業員が廃製品をひとつひとつ分解して、リサイクルする部品を取り出しているリサイクル工場が多いんだ!
そこでわたしたちが取り組んでいるのが、どんな変化にも 対応することができるよう、「廃製品に入っているリサイクルしたい金属すべてを、人の手を使わずに種類別に取り出し、回収する技術」の開発です。