たとえば、ハイテク製品のひとつ、スマートフォンには、金、銀、銅といった、みなさんがよく知っている金属の他にも、ネオジム、タンタル、マンガン、ニッケル、チタン、リチウム、コバルトなど、レアメタルと呼ばれるさまざまな金属が使われています。
今、これらの金属のうち、金、銀、銅などは、新しい製品に使う原料として、リサイクルされていますが、レアメタルのほとんどは、金、銀、銅を取り出した後の残りカスとして、コンクリートや道路に混ぜる材料として使われています。
どうして、レアメタルは新しい製品の原料にならないの ?
レアメタルは「使われている量が少ない」「製品から取り出しにくい」というような理由から、もう一度新しい製品を作る原料にすることがとてもむずかしいんだ。
ゴミとして捨てられちゃうわけではないけど、コンクリートに混ぜられたレアメタルは、二度と、金属資源として使えなくなってしまうんだよ!