Remanufacturing Research Groupリマニュファクチャリング研究グループ

部材・デバイスのライフサイクル全体のエネルギー消費量、資源利用率の劇的な向上と性能・機能向上を両立させる

About研究グループについて

リマニュファクチャリング研究グループの研究

当グループでは、部材・デバイスのライフサイクル全体のエネルギー消費量(省エネ化)、資源利用率(省資源化)の劇的な向上と性能・機能向上を両立させるため、1.新規コーティング技術による高機能部材の開発(製造エネルギーの低減と耐久性・機能向上)2.リペア・アップグレードによる再部材化、及び3. LCA(ライフサイクルアセスメント)評価、耐久性・信頼性評価とデジタルツインによる低環境負荷・循環ものづくりの構築、を目指します。

キーワード

リマニュファクチャリング、光MOD、オンデマンドリペア・アップグレード技術、接合・分離技術、ライフサイクルエンジニアリング、サーキュラーエコノミー指標

Subjects研究課題

  • 1.光プロセスによる循環型ものづくり
    光プロセスによる循環型ものづくり

    限りある資源の有効活用やCO2削減などゼロエミッション社会の構築が喫緊の課題です。当グループでは、従来の大量生産、廃棄といったモノづくりから脱却し、環境負荷や資源低減に有効な循環型のモノづくりを目的とした新しい製造プロセスを開発しています。特に、原料まで再生する従来型のリサイクルとは一線を画す、リマニュファクチャリング(リマン)設計とその製造プロセスの開発を主軸に、高機能×高耐久を有する部材プロセスの開発、機能材料として再生する材料リマンプロセスを実現します。

  • 2.オンデマンドリペア技術の開発
    オンデマンドリペア技術の開発

    本開発では、大面積配線基板やマイクロ部品を対象にした多品種変量生産技術を実現するため、製造工程や使用後における部材・デバイスの欠陥や劣化を修復するプロセス、製造欠陥を迅速に検出するシステムなどを開発します。また、部材・デバイスの設計変更や機能付与などによるアップグレード技術開発にも取り組んでいます。

  • 3.リマニュファクチャリングプロセスの最適設計
    リマニュファクチャリングプロセスの最適設計

    次世代製造技術では、多種多様な部材を用いて、長寿命、且つ、易リユースが可能となる部材設計が重要です。本開発では、金属、樹脂、セラミックスの最適な積層・複合部材化による機能×耐久性向上と同時に、製造エネルギー効率の最適化を実現するため、部材・デバイス製造プロセスのシミュレーションと多種多様な実環境データを基にした機械学習、デジタルツインを用いることで、リマニュファクチャリングに適した製造技術の最適設計手法を開発します。また、プロセスにおけるLCA(ライフサイクルアセスメント)を評価することで、環境効率を最大にするプロセスを開発します。

  • 4.リマニュファクチャリングの生産システム・社会システムの研究

    リマニュファクチャリング(リマン)に関わるオペレーションズ・リサーチ(生産工程の効率化)、リマン製品に対する需要側選好分析、付加製造技術の適用の検討、環境性評価、資源効率性評価、製品ライフサイクル設計等の研究を進めています。

Themes個別研究課題

  • フレキシブルサーミスタの研究開発 レーザー塗布形成フレキシブルセンササーミスタ 詳しくはこちら
  • フレキシブル透明導電膜の研究開発 光照射固相結晶化透明導電酸化物キャリア輸送マグネトロンスパッタイオンプレーティング 詳しくはこちら
  • フレキシブル抵抗体の開発 抵抗体高耐熱フレキシブルリマン資源循環 詳しくはこちら
  • フレキシブル蛍光体の開発 フレキシブル発光部材発光デバイス量子ドット 詳しくはこちら