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2011年4月11日福島県浜通りの地震に伴う湯ノ岳・藤原断層の 地表変位ベクトル(速報)

2011年4月11日福島県浜通りの地震(Mj 7.0, Mw 6.6)に伴って,既知の活断層である井戸沢断層付近と湯ノ岳・藤原断層に沿って顕著な地震断層が出現している.このうち,湯ノ岳・藤原断層に沿ってあらわれた地震断層について,巻き尺とクリノメーターによる地表変位ベクトルの計測を,4月21日から30日の間に行った.
詳細はこちらPDF 2.7Mb(2012年9月14日訂正)

[訂正]

2011年5月13日更新の本情報において,「2011年4月11日福島県浜通りの地震に伴う湯ノ岳・藤原断層の地表変位ベクトル(速報)」の図2のうち,「変位量(水平成分)」の図に誤りがあり,「変位量(上下成分)」と同じ値がプロットされていました.この図を訂正しました.(2012年9月14日)

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図1 2011年4月11日福島県浜通りの地震に伴う地震断層の分布と湯ノ岳・藤原断層に沿った地表変位ベクトル
活断層の分布は,中田・今泉編(2002)による.南東部の約4 km 区間では全区間を連続して踏査し,その他の区間では0.3-1.3 km 毎に地震断層の確認と変位ベクトルの計測を実施した.塩ノ平断層は,石山ほか(2011)が命名.地形基図は,国土地理院発行の5 万分の1地形図「平」,「竹貫」,「小名浜」および「川部」を使用した.