< 2007年(平成19年)新潟県中越沖地震情報

米山-小木隆起帯(佐渡島-柏崎間)沿いの中規模地震活動の活発化

文責:活断層研究センター 遠田晋次

 

気象庁地震カタログを用いて,最近10年間(右側)とそれ以前の10年間(左側)のM4.5, M4.0地震の活動を比較した(それぞれ地震は黄色星印,中越沖震央は赤星印).群発地震活動や2004年中越地震の余震などもあり一概に結論づけられないが,佐渡島南部から柏崎市北西部に南北に延びる米山-小木隆起帯(岡村・佐藤,1994,佐渡南方海底地質図)で最近数年間地震活動が活発化傾向にあった可能性がある.反対に,新潟県北部から山形県西部にかけては幾分静穏化している.米山-小木隆起帯をはじめ地質構造はhttps://unit.aist.go.jp/ievg/report/jishin/niigata070716/20070718.htmlを参照.背景灰色線は活断層研究会(1991)にもとづく活断層の分布.