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研究成果

当グループの主な研究成果をご紹介します。

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液相剥離法による層状ゲルマナン分散液の作製法と光物性

ハロゲン系溶媒にメチル基、あるいはエチル基がインターカレートされた層状ゲルマナン粉末を加えて、ホーンタイプの超音波分散機を用いて超音波を照射することにより効率よく溶媒に分散させることができることが分かった。得られた分散液は、空気中で長期間、安定に存在し、365nmの光を照射することにより赤色発光を示すとともに、電界発光(EL)スペクトルも観測された。

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“Highly concentrated dispersion of methyl-terminated germanane by liquid exfoliation”,H. Tachibana, N. Toda, T. Takada, R. Azumi, Jpn. J. Appl. Phys., 58, 105002 (2019).
DOI: 10.7567/1347-4065/ab3875
“Liquid exfoliation of ethyl-terminated layered germanane”,H. Tachibana, N. Toda, T. Takada, T. Mizokuro, A. Ando, R. Azumi, Jpn. J. Appl. Phys. 58, SIIB21 (2019).
DOI: 10.7567/1347-4065/ab1398

酸・塩基超分子強誘電体の巨大誘電率と特異な重水素置換効果

ビピリジン分子とアニル酸から、13,000超もの巨大な誘電率をもつ一次元超分子型の強誘電体を開発し、顕著な正逆同位体効果が同居する特異な逐次相転移を見出しました。重水素化によるキュリー点の上昇(順同位体効果)は、プロトントンネル運動の違い(直接的効果)で、高温側の相転移温度の急降下(逆同位体効果)は、分子ねじれ運動に対し水素結合の伸長(幾何学的同位体効果)が波及した構造変化(間接的効果)で説明できることを明らかにしました。

詳しくは..
RSC Adv., 9, 39662 (2019) [https://doi.org/10.1039/c9ra06489c].

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