植物油上に水を載せるだけで超低摩擦表面を実現
-エネルギー利用の効率化に資する低摩擦技術の開発に期待-
分子集積グループ
産業技術総合研究所 電子光基礎技術研究部門には、電子と光に関する理論・材料から、素子・システムに至るまで、幅広い分野の研究者が集結しています。産総研内外の幅広い連携ネットワークを基に、基盤技術の強化から産業技術の発展までを明確に位置づけながら、光プロセス技術と新原理エレクトロニクスという2つの研究領域の研究開発を進めています。
Latest News
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2021.12.15プレス発表
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2021.9.7受賞先進プラズマプロセスグループの福井貴大リサーチアシスタントが、 応用物理学会プラズマエレクトロニクス分科会主催の 第15回プラズマエレクトロニクスインキュベーションホールにて 「優秀ポスター賞」を授与されました。
先進プラズマプロセスグループ -
2021.9.7プレス発表
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2021.4.1お知らせ電子光基礎技術研究部門長に澤彰仁が就任いたしました。前部門長の阿澄玲子は窒化物半導体先進デバイスオープンイノベーションラボラトリに異動しました。
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2021.3.14受賞先進プラズマプロセスグループの布村正太上級主任研究員が、応用物理学会シリコンテクノロジー分科会より論文賞を授与されました。対象となりました論文は、“Real-time monitoring of surface passivation of crystalline silicon during growth of amorphous and epitaxial silicon layer” Journal of Applied Physics, vol. 128, p. 033302 (2020)です。
先進プラズマプロセスグループ
Topics
植物油上に水を載せるだけで超低摩擦表面を実現
-エネルギー利用の効率化に資する低摩擦技術の開発に期待-
電子光基礎技術研究部門分子集積デバイスグループ 真部研吾研究員、則包恭央研究グループ長、製造技術研究部門トライボロジー研究グループ 中野美紀主任研究員は、
疎水親油性処理を行った部材表面上に植物油の構成物の一
種であるオレイン酸をぬれ広がらせ、その油面上に水を載せた複数の潤滑流体を保持した表面を開発、摩擦係数0.01以下の超低摩擦を実現させました。低コストかつ
低環境負荷な超低摩擦潤滑流体表面として、自動車や産業機器等における摩擦によるエネルギー損失を減らすことが期待されます。
この技術の詳細は、2021年12月12日に米国化学会の学術誌Langmuir誌に掲載されました。
詳細についてはこちらを参照ください。
この技術の詳細は、2021年12月12日に米国化学会の学術誌Langmuir誌に掲載されました。
詳細についてはこちらを参照ください。
