グループ概要
超伝導エレクトロニクスグループ
研究目標
新超伝導材料の開発、理論・実験両面からのアプローチによる高温超伝導機構解明、超伝導デバイスの応用技術の提案とその実現に向けた技術開発、銅酸化物高温超伝導線材や鉄系超伝導体の産業利用に向けた研究開発や、従来にない機能を有する新物質・新デバイスの開発を推進します。
重点研究
1) より高いTcを有する超伝導体、興味深い性質を示す超伝導体の開発
2) 産業応用を目指した高温超伝導ケーブル等の設計・試作
3) 銅酸化物、鉄化合物超伝導体に代表される高温超伝導体の超伝導発現機構の解明
4) 新機能性物質、新規デバイスの開発に向けた研究、および、物性評価手法の開発
2) 産業応用を目指した高温超伝導ケーブル等の設計・試作
3) 銅酸化物、鉄化合物超伝導体に代表される高温超伝導体の超伝導発現機構の解明
4) 新機能性物質、新規デバイスの開発に向けた研究、および、物性評価手法の開発
保有技術
- 凝縮系物理学理論、バンド計算
- 超伝導体の解析的理論および数値シミュレーション技術
- 高圧合成による試料作製技術
- 帯域溶融法をはじめとする単結晶作製技術
- 超高圧下輸送現象測定装置
- 超伝導線材作製技術
主要特許・論文
- A. Iyo et al., “Dramatically Accelerated Formation of Graphite Intercalation Compounds Catalyzed by Sodium” Adv. Mater. 35, 2209964 (2023)
- S. Ishida, et al. “Superconductivity-driven ferromagnetism and spin manipulation using vortices in the magnetic superconductor EuRbFe4As4” Proc. Natl. Acad. Sci. USA 118, e2101101118 (2021)
- A. Iyo et al., “Antiperovskite Superconductor LaPd3P with Noncentrosymmetric Cubic Structure, Inorg. Chem. 60,18017-18023 (2021).
- I. Hase, T. Yanagisawa, Y. Aiura and K. Kawashima; "Possibility of Flat-Band Ferromagnetism in Hole-Doped Pyrochlore Oxides Sn2Nb2O7 and Sn2Ta2O7" Phys. Rev. Lett. 120 (2018) 196401.
- A. Iyo et al., “New-Structure-Type Fe-Based Superconductors: CaAFe4As4 (A = K, Rb, Cs) and SrAFe4As4 (A = Rb, Cs)“ J. Am. Chem. Soc. 138, 3410 (2016).
- 特願2021-156060 石田茂之他「超伝導バルク体、および超伝導バルク体の製造方法」
- 特願2019-160524 荻野拓他「多結晶バルク体、及びその製造方法」
- 特願2018-234823 伊豫彰他「銅酸化物系化合物およびその製造方法」
- 特願2018-104071 伊豫彰他「化合物及びその製造方法」
- 特願2017-173543 伊豫彰他「鉄系化合物、超伝導線材、及び鉄系化合物の製造方法」
- 特願2016-08139 石田茂之他「超伝導線材、液体水素用液面センサ素子、及び液体水素用液面計」→特許第6839394号