物質計測標準研究部門

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研究グループ紹介

無機標準研究グループ

無機標準
当研究グループでは、日本国におけるpH標準液、電気伝導率標準液および元素標準液の一次標準液、および高純度無機標準物質や元素分析用の材料系標準物質などについて、国内ニーズに応じた開発・維持・供給を行っています。これらの標準を開発するために、一次標準測定法およびそれになり得る測定法 (Harnedセル法、電量分析法、滴定法、重量法、同位体希釈質量分析法、中性子放射化分析法など)を精確な値付けのために適切に実行するとともに、それら測定法の高度化およびそれらを用いた応用研究を行っています。

環境標準研究グループ

環境標準 快適な環境や食の安全・安心を担保する上で、検査等における分析の信頼性確保は必要不可欠です。当研究グループでは、環境・食品分析分野における信頼性確保に資する研究活動として、無機計測技術の開発・高度化を推進するとともに、それを基盤とした組成標準物質の開発・供給及び分析実務者の技能向上支援を推進しています。

ガス・湿度標準研究グループ

ガス
ガス・湿度標準研究グループは、国際単位系に計量トレーサブルな各種標準ガスの開発と供給、ppbレベルの微量水分から露点95℃の高湿度までの湿度標準の開発と供給を行っています。これら標準のために、高精度な質量測定に基づく標準ガス調製法やキャビティリングダウン分光法 (CRDS)による高感度分光法の研究を行っています。また、昨今話題となっている温室効果ガスやそれに関連する標準ガスの開発を、国内観測機関と協力して行っています。

有機組成標準研究グループ

有機組成標準 農産物、工業製品の品質管理や環境のリスク評価を適切に行うためには、標準物質の使用や技能試験への参加による分析精度の管理が欠かせません。本研究グループでは、農薬、 PCB、多環芳香族炭化水素(PAH)、ふっ素系界面活性剤(PFAS)や水分などについて精確な分析法を開発するとともに、食品、 工業材料、環境試料や標準液などに信頼性の高い特性値を付与した認証標準物質の供給や、残留農薬分析についての技能試験の主催などを行っています。

有機基準物質研究グループ

有機基準物質
食品や環境中の有害成分などの分析に用いられている計測機器の多くは物差しを搭載していないため、標準物質での校正(目盛付け)が必要です。当グループでは、これら計測機器の目盛付けに用いる有機標準物質について、純度あるいは濃度を精確に付与するために必要な国際単位系にトレーサブルな評価技術(凝固点降下法、定量NMR法、滴定法など)の研究開発を行っています。研究成果は、認証標準物質や校正サービスとして産業界等に提供していますが、これら有機標準物質の充足率はいまだに低いため、信頼できる標準物質を迅速かつ低コストに供給できる効率的な開発・供給システムの確立を目指しています。

バイオメディカル標準研究グループ

バイオメディカル標準研究グループ

健康状態の把握や食品分析、医薬品の品質管理などのために行われる生体物質の測定は、私たちの健康で快適な生活の土台となるものです。 バイオメディカル標準研究グループでは、ステロイドホルモンやアミノ酸などの低分子化合物からタンパク質や核酸などの生体高分子に至るまでのさまざまな生体物質を対象に、濃度を正しく決定できる分析法の開発に取り組み、標準物質開発・供給を行うことで、バイオ分析や医療計測の信頼性確保に貢献することを目指しています。

粒子計測研究グループ

粒子標準 
粒子計測研究グループでは、粒子・高分子計測に関わる研究を行っています。粒子、粉体、高分子材料は、先端材料開発、医療、日常汎用品などで利用されており、また、PM2.5などとして測定されるように、環境中に存在する粒子もあります。粒子サイズなどの粒子特性の精確な計測を実現するため、ナ ノ領域を含む粒子・高分子標準を供給しています。さらに、粒子特性値を高精度に計測する技術の開発、新しい標準物質や校正技術の開発、ISO等での国際標準化活動を行っています。

熱物性標準研究グループ

heatdiffusion 
エネルギー消費によって維持される現代社会において、省エネルギーや低炭素化社会実現のための高効率なエネルギーの利活用技術の開発や電子機器・精密機器における発熱とそれに起因する諸問題の解決など、熱に関連した様々な課題の解決が重要となっています。当グループはこれらの課題解決に不可欠な各種機 能材料の熱物性に関する計測技術の開発やデータの信頼性を確保するためのSIトレーサブルな熱物性標準の開発・供給およびデータベースによる熱物性情報の提供を行っています。

ナノ材料構造分析研究グループ

ナノ材料構造分析
当グループでは、省エネルギー・低炭素社会や安心・安全な社会の実現に資する高付加価値な材料・デバイス開発等に貢献するために、多様なプローブ(X線、電子線、陽電子、光等)を駆使して、ナノ構造・機能性材料の内部、表面・界面の状態を高感度・高時空間分解能で計測・分析する技術の開発とその成果の普及に取り組んでいます。また、ナノ構造・機能性材料に関連した標準物質の供給や校正サービスを行っています

ナノ構造計測標準研究グループ

ナノ構造計測標準
ナノテク技術の進展により、半導体デバイスのパターンなどのナノ構造体や薄膜、多層膜構造が開発されており、それらに適したナノ計測技術の開発や高精度化が重要となっています。当グループでは、測長原子間力顕微鏡や各種走査型プローブ顕微鏡、走査電子顕微鏡、透過電子顕微鏡、中性子放射化分析技術を用いて、校正サービス、認証標準物質の頒布、国際標準化の推進、所内外での連携に取り組んでおります。

材料構造・物性研究グループ

材料構造・物性
材料構造・物性研究グループでは、材料開発を主体とするものづくり産業に貢献するために、計量標準の枠組みを生かした先端構造評価技術(位相コントラストX線CTによる高感度構造解析技術、結晶構造の精密評価技術、粉末X線結晶構造解析技術、固体NMRとNMR高感度化技術)と先端物性計測技術(薄膜熱物性計測技術、計算科学による固体材料物性、超高圧下物性計測技術)を研究しています。また、これらの計測・評価技術を活用して得られた様々な物質・材料の基礎物性値やスペクトル情報を幅広く収録した物質・材料物性データベース(有機化合物のスペクトルデータベース、分散型熱物性データベース、固体NMRデータベース)を構築し、広く一般に公開しています。