量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター紹介
センター長あいさつ
センター長 村山 宣光
量子技術は、世の中に大きな変革をもたらす技術として、近年、急速に期待が高まっており、国際競争も激化しています。そのため日本政府は、量子技術に関する3つの戦略を策定し、研究開発から実用化、産業化へ至るまでの方針や、そのための実行計画が示されました。これを受け産総研は、量子技術の社会実装による新市場創出と社会課題の解決を目的とする研究拠点として、量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)を設立いたしました。
当センターでは、「社会実装可能なユースケースの創出」、「量子コンピュータの産業化を支援する評価サービス」、「量子コンピュータの大規模化を支える製造技術の開発」に取り組みます。こうしたサービスを提供することで、量子技術の産業化を支援するとともに、新市場の創出を目指します。また、グローバルな企業との連携を通じて国際標準化を推進し、日本の量子技術に関する優位性の確保に努めます。
量子技術は、世間での注目度は高いものの、産業界や社会で有効に活用できるほど成熟していません。世界で唯一無二の研究センターになる。このビジョンを胸に、センター一丸となって、実用的な量子コンピュータの開発を進めながら、さまざまなサービスを提供することで、身近に使える方法も模索してまいります。そしてグローバルなビジネス・エコシステムにおける日本のプレゼンス向上に貢献します。
組織
本研究センターで取り組む新たな融合計算技術は、世界的に高い注目を集める研究開発分野です。関連する技術分野は多岐にわたり、かつ国際的に開発競争が激化しています。世界に先駆けたビジネス開発に向けた研究開発を実施するためには、既存の研究分野の垣根を越えて、機動的に研究活動を行う必要があります。
そのため本研究センターは、産総研で実施する全ての研究分野を統括する研究開発責任者の直下に設置され、六つの「研究チーム」および企画管理を行う「企画室」から構成される組織としました。
量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター 構成メンバー
副センター長 吉田 良行 |
副センター長 堀部 雅弘 |
副センター長 池田 勉 |
量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター | センター長 | 村山 宣光 (Norimitsu MURAYAMA) | |
副センタ―長 | 吉田 良行 (Yoshiyuki YOSHIDA) | 企画、所内運営 | |
副センター長 | 堀部 雅弘 (Masahiro HORIBE) | センター長代行、省庁対応、外部連携 | |
副センタ―長 | 池田 勉 (Tsutomu IKEDA) | 所内運営、庶務 | |
審議役 | 中野 隆志 (Takashi NAKANO) | ||
首席研究員 | 金子 晋久 (Nobu-Hisa KANEKO) | ||
首席研究員(兼務) | 福田 大治 (Daiji FUKUDA) | ||
総括研究主幹 | 加屋野 博幸 (Hiroyuki KAYANO) | ||
特定フェロー | 川畑 史郎 (Shiro KAWABATA) |
研究チーム
- 量子・AIクラウド研究チーム
チーム長:滝澤 真一朗 - 量子アプリケーションチーム
チーム長:鈴木 洋一 - 量子センサー研究チーム
チーム長:天谷 康孝 - 量子ハードウェアコンポーネント研究開発チーム
チーム長:金子 晋久 - 量子ハードウェアシステム研究チーム
チーム長:簔原 誠人 - 量子デバイス計測チーム
チーム長:猪股 邦宏 - 量子制御回路設計研究チーム
チーム長:吉田 良行 - 量子デバイス研究チーム
チーム長:水林 亘
企画室
- 室長:浦野 千春
- 企画主幹:藤井 剛
- 企画主幹:石川 豊史
- 主査:小南 優
- 主査:橋本 千秋
- テクニカルスタッフ:竹中 絵美
連携推進室
- 室長:鎌田 孝治
- 連携主幹(兼務):藤井 剛
- 連携主幹(兼務):和田 雅人
- 連携主幹(兼務):石川 豊史
- 連携主幹(兼務):平野 育
- 連携主幹(兼務):山田 隆宏
- 室付(兼務):小南 優
- 室付(兼務):橋本 千秋
連絡先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター
〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央事業所つくば本部・情報技術共同研究棟
Eメール:M-G-QuAT-plan-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)