BioJapan2018 パネル展示一覧
産総研ブースNo.:C-44
(講演あり;スポンサーセミナー)
マイクロバイオームの最前線/Front Line of the Microbiome Researches |
1 | マイクロバイオーム解析の精度管理に向けて Improving the reliability and comparability of microbiome measurements 産総研 バイオメディカル研究部門 総括研究主幹 関口 勇地
産総研ではマイクロバイオーム計測の精度管理技術開発と標準化を進めており、細菌の持つ遺伝子を模擬した人工的な塩基配列を持つ核酸標準物質を開発しました。
この標準物質は多くの種類のマイクロバイオーム試料に適用できる世界初の精度管理用標準物質です。
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2 | 共生微生物を制して害虫を防除する Pest management by controling symbiotic microbiota 産総研 生物プロセス研究部門 主任研究員 菊池 義智
共生微生物は害虫の体内で重要な栄養代謝機能を担い、宿主昆虫の生存・成長・繁殖において必須の役割を果たしていることから、害虫防除の新たなターゲットになると考えられています。 |
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3 | 汚泥マイクロバイオームの世界を解き明かす Deciphering the wastewater sludge microbiome 産総研 生物プロセス研究部門 主任研究員 成廣 隆
本研究では、廃水処理に関連する微生物群の多様性やゲノム情報を詳細に調べることで、
処理効率の安定化、各種化学物質の浄化処理へ向けた機能性の向上、廃水からのエネルギー・資源の回収に向けた高度化に資する新規微生物機能を発掘し、その応用化を目指しています。
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4 | メタゲノムを利用した新規酵素の探索 Metagenomic screening for novel enzymes 産総研 生物プロセス研究部門 研究グループ長 矢追 克郎
我々は、メタゲノム(微生物を培養すること無く、直接ゲノムDNAを抽出して、解析・利用する技術)
から様々な新規有用酵素の探索を行ってきています。その手法と実例について紹介します。
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5 | 糖尿病モデルマウスの腸内フローラ解析 Intestinal flora analysis of diabetes model mouse 産総研 健康工学研究部門 主任研究員 堀江 祐範
肥満と糖尿病態を示すマウスと健常マウスの腸内フローラを比較しました。
その結果、糖尿病モデルマウスでは、健常マウスに比べFirmicutes門に属する細菌の割合が高いことがわかりました。
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創薬を加速するAISTテクノロジー/AIST Technology Advances Drug Discovery |
6 | リン酸化解析の「真打ち」登場 Novel kinase-activity profiling system for drug discovery 産総研 創薬分子プロファイリング研究センター 主任研究員 鍵和田 晴美
本研究は、従来のリン酸化解析の弱点を克服し、リン酸化活性アレイによる体系的計測、その結果の評価・解釈・可視化をパッケージ化し、高度リン酸化解析のハイスループットを実現します。
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7 | 誘電率顕微鏡の開発と液中生物試料の観察 Development of a dielectric microscopy for observation of biological samples in water 産総研 バイオメディカル研究部門 主任研究員 小椋 俊彦
本システム(高分解能誘電率顕微鏡)では、汎用の走査電顕に簡便な検出システムと水溶液試料ホルダーを取り付けるだけで溶液中のそのままの生物試料や有機材料、ナノ粒子の透過観察が可能となります。
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8 | 高機能化合物探索の自動化をご支援します Robotic process automation for identification of functionalized molecules 産総研 バイオメディカル研究部門 主任研究員 石原 司
産業界の持続的成長の基盤となりうる高機能化合物創出研究の自動化を掲げ、進化の著しい機械学習による自動設計、及び、深化の目覚しい機械化技術による自動合成が融合した自動探索装置の完成を目指しています。
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