研究者紹介

吉富 廉/YOSHITOMI Ren

細胞分子工学研究部門

Cellular and Molecular Biotechnology Research Institute

生体模倣システム研究グループ 研究員

研究テーマ
  • 複数臓器生体模倣システムに有用なデバイスの開発
  • 臓器間相互作用を反映したin vitro生活習慣病モデルの構築
  • 機能性分子の探索ならびにそのメカニズム解明
研究内容
研究紹介図

臓器間相互作用などの生体現象が観測可能な生体模倣システムを構築し、機能性食品や医薬に有用な成分をスクリーニングしています。また、ノンコーディングRNAの観点を含め、得られた成分の作用メカニズムを解析しています。

キーワード

臓器チップ疾患モデル生活習慣病機能性食品機能性物質の評価

生体の臓器間相互作用を模倣可能なデバイスの開発

技術内容

複数臓器生体模倣システム(複数臓器MPS)は、動物実験を行わずに、体内で起こる臓器同士の相互作用をin vitroで再現するための技術である。一方で、これまでに報告されている複数臓器MPSの多くは、装置構造が複雑で操作が難しいことや、一度に実験できるサンプル数が限られるという課題があった。 本研究では、これらの課題を解決するため、3Dシェーカーを用いて培地を循環させる、操作性の高い複数臓器MPSデバイスを開発した。本デバイスは、「細胞培養カップ」と「連結ウェル」の2つの基本構成からなり、シンプルな構造でありながら、複数条件を同時に評価できる高いスループット性を備えている。 また、本デバイスは一般的な2次元培養だけでなく、スフェロイド培養といった細胞培養にも対応しており、細胞培養インサートを用いた実験も可能である。さらに、免疫細胞を培地とともに循環させることで、臓器間の相互作用をより実際の生体に近い形で評価できることが確認された。これらの特徴から、本システムは、専門的な装置や高度な操作を必要とせず、多様な研究目的に利用可能なユーザーフレンドリーな複数臓器MPSである。

関連知財
  • PCT/JP2025/008328(2025/03/06):連結培養容器、及び培養装置
応用可能な産業分野キーワード

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