研究者紹介

横尾 岳彦/YOKO-O Takehiko

細胞分子工学研究部門

Cellular and Molecular Biotechnology Research Institute

細胞機能デザイン研究グループ 総括主幹

研究テーマ
  • 酵母による異種タンパク質生産
  • GPIアンカーの生合成機構
  • 糖転移酵素の局在化機構
研究内容
研究紹介図

メタノール資化性酵母 Ogataea minuta は、異種タンパク質生産に優れた宿主です。本種におけるプラスミド、ライブラリの開発や高分泌生産株創成に関する研究を行っています。また、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーの合成機構や糖転移酵素の局在化機構に関する研究を行っています。

キーワード

遺伝子発現制御分子育種宿主改変 

メタノール酵母 Ogataea minuta を用いたタンパク質生産系の開発

技術内容

メタノール酵母は、メタノールを唯一の炭素源として利用可能な酵母です。この酵母においては、メタノール存在下で代謝に必要な酵素を大量に生産します。これらの遺伝子のプロモータがきわめて強力であるため、これを利用して異種タンパク質を酵母に生産させる試みが行われてきました。私たちが用いている酵母 Ogataea minuta もそのようなメタノール酵母の一種です。 本酵母種をより良いタンパク質生産宿主とするため、(1) 糖タンパク質の糖鎖構造の改変、(2) タンパク質のフォールディング促進、(3) タンパク質分解の抑制、等の技術開発を進めてきました。その結果、これまでに、多種多様なタンパク質等の生産に成功しています。メタノールによって発現誘導される遺伝子のプロモータの活性をさらに上げることにより、タンパク質の生産量の向上が期待されます。さまざまな炭素源に応じてメタノール誘導性プロモータがどのようにふるまうのか、その制御にどのような転写因子が関与しているのか等の解明も行っています。

関連知財
  • 特願2016-538399(2015/07/29):タンパク質の改良高分泌生産方法
関連文献
応用可能な産業分野キーワード

発酵・醸造飼料・動物薬微生物・酵素・菌糸体医薬品(内服・点滴・注射)