安永 茉由/YASUNAGA Mayu
健康医工学研究部門
Health and Medical Research Institute
生体材料研究グループ 主任研究員
研究テーマ
- コンビネーション医療機器の実用化研究
- 骨再生を促す高機能性生体材料の開発
- 高機能性生体材料の機能性発現メカニズムの解明
研究内容
生体材料の表面性状に着目した、骨再生を促す表面加工技術を開発しています。開発した表面加工技術を搭載したコンビネーション医療機器の実用化に向けて、製品化に必要な技術開発を行っています。また開発した高機能性生体材料の機能性発現メカニズムの解明にも取組んでいます。
キーワード
材料の表面性状に着目した、骨再生を促す高機能性生体材料の開発
技術内容
超高齢社会である日本では平均寿命と健康寿命との間に男性では約9年、女性では約12年の差があり、健康寿命の延伸は喫緊の課題です。要支援・要介護になる原因の第1位は運動器の障害(骨折転倒と関節疾患、脊髄損傷の合計)で、その治療の一つとして行われる整形外科手術では、人工関節や骨接合材料等のインプラントが使用されています。インプラントは患者骨と固着する必要がありますが、特に高齢者や骨粗鬆症患者でのインプラントの緩みが課題になっています。本研究ではインプラントの表面性状に着目し、骨再生を促進する2種類の表面加工技術を開発しました。1つ目は生体活性分子リン酸カルシウムコーティングです。生体活性分子が骨分化や血管新生等を促進することで、骨再生を促します。2つ目はレーザー照射により作製した表面微細構造です。表面微細構造は間葉系幹細胞の骨分化を促進することを確認しています。開発した表面加工技術は様々なインプラント表面への搭載が可能で、患者骨との固着力強化が期待されます。
関連文献
- M. Yasunaga et al., Materials Letters, 2023, [doi/10.https://doi.org/10.1016/j.matlet.2022.133544]
- M. Yasunaga et al., Acta biomaterialia, 2022, [doi/10.https://doi.org/10.1016/j.actbio.2022.06.013]
- M. Yasunaga et al., MATERIALS TODAY COMMUNICATIONS, 2020, [doi/10.https://doi.org/10.1016/j.mtcomm.2020.101098]
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