研究者紹介

杉浦 慎治/SUGIURA Shinji

細胞分子工学研究部門

Cellular and Molecular Biotechnology Research Institute

生体模倣システム研究グループ 研究グループ長

研究テーマ
  • 生体模倣システムの開発と創薬への応用
  • 三次元培養や灌流培養を活用した微小培養環境制御
  • 血液脳関門モデルおよび微小血管モデルの開発
研究内容
研究紹介図

圧力駆動型の生体模倣システム(Microphysiological systems, MPS)を開発し、動物実験代替法として薬物動態評価、毒性評価、薬効評価などに応用する研究を進めています。特に培養液の灌流を簡便に行う独自のシステムを開発し、化合物の薬効・毒性・薬物動態試験法の開発も進めています。

キーワード

細胞チップ臓器チップ三次元人工臓器

マルチスループット生体模倣システムの開発

技術内容
マルチスループット生体模倣システムの開発の図

近年、動物実験の削減が国際的潮流となっている。例えばEUでは、2013年以降、動物実験を伴う成分を含む化粧品の販売が禁止されており、食品・医薬品開発、環境影響評価、化学物質の安全性評価などの分野においても、動物実験を削減・代替する取り組みが世界的に増えてきている。 また、医薬品開発の高コスト化が深刻化するなかで、動物実験の結果が臨床試験の結果と一致しないという課題も指摘されている。そのため、ヒトの病態をより高度に再現できる生体外モデルの必要性が高まっている。 生体模倣システム(Microphysiological systems, MPS)は、ヒト由来の細胞を用いて生体外で臓器レベルの機能を発現させ、複数の臓器モデルを連結して個体レベルでの複雑な応答を再現する培養技術である。これは、医薬品等の開発に用いられている動物実験を生体外で実施できる動物実験代替法としての可能性を秘めており、近年急速に注目を集めている。 我々は独自技術である圧力駆動型の循環培養システムをベースとした、マルチスループット生体模倣システムを開発し、その応用研究を進めている。

関連知財
  • 特許第6423082号(2016/03/08):細胞培養装置および細胞培養方法
  • 特許第6823792号(2017/03/07):細胞培養装置および細胞培養方法
  • 特許第7150341号(2018/09/07):細胞培養装置および細胞培養方法
関連文献
応用可能な産業分野キーワード

食品・飲料医薬品(内服・点滴・注射)化粧品・美容