新海 陽一/SHINKAI Yoichi
細胞分子工学研究部門
Cellular and Molecular Biotechnology Research Institute
細胞未病エンジニアリング研究グループ 研究グループ長
研究テーマ
- 線虫を用いた抗老化あるいは殺線虫作用のある化合物評価技術の開発
- FGリピートタンパク質による液-液相分離メカニズムの解析
- 神経細胞の核内プロテオスタシスの解析
研究内容
線虫C. elegansを活用した老化や神経機能を制御する機能性性物質の評価や、殺線虫剤の評価を行っています。また、液-液相分離に着目して、疾患発症メカニズムの理解、新規創薬ターゲットの創出、創薬スクリーニング系・疾患モデルの構築を行っています。
キーワード
線虫 C. elegans を用いた抗老化候補化合物の迅速 in vivo 評価技術
技術内容
線虫 Caenorhabditis elegans は、多細胞モデル生物の中でも寿命が極めて短く、短期間で老化関連指標を評価できることが特長です。さらに、消化・吸収・代謝といった個体レベルの基本機能を備えているため、候補物質は線虫体内で処理されたうえで神経系や筋肉など各組織へ到達し、“生体内で効くかどうか”を早期段階で見極めることが可能です。 本技術では、寿命への影響に加え、運動機能、脂質蓄積、代謝状態など複数の評価系を組み合わせることで、被験サンプルの有効性と作用特性を多面的に解析できます。これにより、抽出・精製や高コストな動物試験へ進む前段階で、有望候補のスクリーニングと優先順位付けを効率的に行えます。 さらに、遺伝子発現解析や各種変異体(レポーター株を含む)を用いた検証により、観察された表現型変化を手がかりに作用経路の絞り込みと機序仮説の構築まで一貫して実施できます。これにより、単なるスクリーニングに留まらず、開発判断・差別化戦略に資するメカニズム情報を提供可能です。
応用可能な産業分野キーワード