研究者紹介

志賀 翔多/SHIGA Shota

モレキュラーバイオシステム研究部門

Molecular Biosystems Research Institute

バイオシステムデザイン研究グループ 研究員

研究テーマ
  • タンパク質の再設計による構造形成原理の理解と機能の拡張
  • 結合タンパク質の配向制御技術の開発
  • 試薬や臨床診断薬開発に資する人工タンパク質の設計
研究内容
研究紹介図

私はタンパク質工学を専門とし、新たな構造や機能を有する人工タンパク質の設計およびその設計手法の確立を目指して研究を行っています。創出した人工タンパク質の試薬や体外診断用医薬品としての応用可能性にも着目し、その利活用に向けた研究も進めています。

キーワード

タンパク質設計人工タンパク質高機能タンパク質タンパク質工学※

ホモ2価小型結合タンパク質の配向調節技術

技術内容

小型結合タンパク質を2つ連結して作製される、ホモ2価小型結合タンパク質は、配向によって結合親和性が変化するため、その配向調節が重要である。我々は、3Dドメインスワッピングというタンパク質多量体化技術を応用して、ホモ2価小型結合タンパク質の配向調節を実現する独自技術を保有している。この配向調節技術により、遺伝子工学の定法である直列連結では成し得ない、特殊な配向のホモ2価小型結合タンパク質を、遺伝子工学的に設計できる。本技術を任意の小型結合タンパク質に適用することで、高機能化したホモ2価小型結合タンパク質の設計が期待できる。

関連文献
応用可能な産業分野キーワード

食品・飲料飼料・動物薬農薬・肥料医薬品(内服・点滴・注射)医薬品(外用・貼付)

イムノアッセイの増感を可能にする人工タンパク質の設計技術

技術内容

イムノアッセイは抗原抗体反応を利用して試料中の被験物質の検出や定量を行う手法である。試料中の被験物質は微量であるため、検出感度が不足し、偽陰性がしばしば生じてしまう問題がある。我々は、この問題の解決に資する、イムノアッセイの増感を実現する人工タンパク質の設計技術を保有している。この人工タンパク質は温和な条件下で抗体と混合するだけで増感を達成することが出来るため、抗体にとって過酷な環境下における化学修飾や煩雑な操作を必要とせず、抗体の失活を抑えつつ簡便に利用出来る。混合するだけなので、既存の実験系の大きな改変を必要としない点も魅力の一つである。

関連知財
  • 2024-129623(2024/08/06):イムノアッセイの増感を実現する抗体架橋タンパク質
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