酒瀬川 信一/SAKASEGAWA Shin-ichi
バイオものづくり研究センター
Biomanufacturing Process Research Center
総括研究主幹
研究テーマ
- 発酵によるものづくり
- 新規酵素の探索
- 酵素の臨床化学検査薬原料への応用
研究内容
新しい酵素や酵素反応を応用して新規バイオマーカーを測定するための生化学試薬とその原料酵素の製造方法を開発してきました。今後は産総研で開発された化学的および物理的計測技術を有用物質生産を目的とする微生物培養に活かす研究を実施します。
キーワード
酵素サイクリングによるバイオマーカーの高感度測定
技術内容
臨床診断などにおいて、血液・尿・組織などの生体試料中に存在する微量バイオマーカーを正確に測定することは、疾患の早期診断、治療効果のモニタリング、予後予測の観点から重要です。しかし、初期疾患や無症候期ではバイオマーカー濃度が極めて低いといった課題があり、単純な酵素反応では感度が不十分なケースがあります。このような背景から、化学的・物理的な高感度検出に頼らず、酵素反応そのものを利用して信号を増幅する技術として、酵素サイクリング法があります。 酵素サイクリング法とは、関連文献にありますように、測定対象物質(またはそれに連動する補酵素)を、複数の酵素反応によって循環(サイクル)させることで、検出信号を繰り返し生成・蓄積する手法です。 この手法の優位性は、高感度測定が可能、高い特異性、幅広いバイオマーカーに応用可能、既存の臨床検査装置と親和性が高い、といった点が挙げられます
関連文献
- Shigeru Ueda et al., Analytical Methods, 2025, [doi/10.https://doi.org/10.1039/D4AY01692K]
- Shigeru Ueda et al., Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 2021, [doi/10.https://doi.org/10.1093/bbb/zbab027]
- Shin-ichi Sakasegawa et al., Analytical biochemistry, 2011, [doi/10.https://doi.org/10.1016/j.ab.2011.04.043]
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