研究者紹介

大石 勲/OISHI Isao

健康医工学研究部門

Health and Medical Research Institute

四国センター所長/研究部門長

研究テーマ
  • 鶏卵を用いた組換え蛋白質の超低コスト大量産技術
  • ニワトリゲノム編集と鶏卵バイオリアクター技術
  • ヒト抗体生産など産業用アプリケーション開発
研究内容
研究紹介図

ニワトリの卵を組換え蛋白質生産のプラットホームとして活用します。独自のニワトリ遺伝子操作技術により、鶏卵中にヒト等の組換え蛋白質を超低コストかつ高収率(最大500mg/卵)で生産可能です。組換えニワトリの繁殖も可能な本手法は、設備投資を抑えながら組換え蛋白質大量生産への展開を可能にする革新技術です。

キーワード

スマートセル細胞農業培養肉生物資源生産基盤生物機能利用

遺伝子ノックイン鶏を用いた鶏卵内組換え蛋白質大量生産技術

技術内容
遺伝子ノックイン鶏を用いた鶏卵内組換え蛋白質大量生産技術の図

鶏卵は低コストで生産され、清潔で大量生産可能で蛋白質に富むといった特徴があります。この特徴を利用し、鶏卵を組換え蛋白質生産のプラットホームとして活用することで、さまざまな組換え蛋白質を極めて低コストに大量生産することが可能です。私たちは独自技術により、鶏卵中にヒト等の組換え蛋白質を高収率で生産する遺伝子ノックイン鶏の作出に成功しました。これまでに卵1個当たり0.5gもの組換え蛋白質を卵白中に生産しています。さらに、組換えニワトリを繁殖させることで有用蛋白質を工業レベルで大量生産することも可能です。このような「組換え生物工場」はカイコやイネ、イチゴなどでも研究が進められていますが、組換え体の封じ込めの容易さや生産・管理コストなどで鶏は強い競争力が見込まれます。またヒト抗体など複雑な蛋白質の生産にも実績があります。従来の培養細胞を用いた組換え蛋白質ではコスト性の合わない組換え蛋白質製品(バイオスティミュラント、水産・畜産用経口ワクチン、産業用酵素、診断薬、動物用バイオ医薬品、その他機能性蛋白質など)の生産など新しい組換え蛋白質産業への応用も期待されます。

関連知財
  • 特許第6710825号(2016/12/22):遺伝子改変家禽卵
応用可能な産業分野キーワード

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