野田 尚宏/NODA Naohiro
細胞分子工学研究部門
Cellular and Molecular Biotechnology Research Institute
副研究部門長
- w/oドロップレットを用いたミリオンスクリーニング技術
- 微生物制御技術の開発
- バイオテクノロジー標準化推進
w/oドロップレットを用いた100万スケール以上のハイスループットスクリーニング技術を利用した酵素系スクリーニングや微生物探索を行っています。また、RNA切断酵素による微生物の制御技術に関する研究やバイオテクノロジーの標準化推進も行っています。
w/oドロップレットを用いた有用微生物の探索技術
w/oドロップレットを用いた有用微生物の探索・獲得においてその内部で細菌が増殖したドロップレットと微生物が増殖しなかった(もしくは空の)ドロップレットを識別・選別することは基本的で重要な技術である。この問題を解決する技術として、あらゆる細菌が持つとされるRNaseの活性を指標として、細菌が増殖したドロップレットを分取するFluorescent nucleic acid probe in droplets for bacterial sorting (FNAP-sort)法を開発した。FNAP-sort法ではRNaseによって切断されることで蛍光を発するRNAプローブを用いる。この手法を活用することで、内部で細菌が増殖したドロップレットを蛍光強度の違いによって分取することができる。さらにこの分取プロセスにおいても蛍光を発したドロップレットを集団として分けるだけでなく、シングルドロップレベルで分取・解析することが可能となりつつある。これにより、有用な機能を持つ微生物のハイスループットスクリーニングおよび育種株ライブラリーからの高機能株のスクリーニングを効率よく行うことが可能となる。
- 特許第6942381号(2018/10/04):water‐in‐oilエマルション培養における蛍光を用いた細胞増殖検出方法
- Y. Ota et al., PLOSONE, 2019, [doi/10.1371/journal.pone.0214533]
- K. Saito et al., Scientific Reports, 2021, [doi/10.1038/s41598-021-88974-2]
w/oドロップレットを用いたファージセラピーのための環境ファージの探索
w/oドロップレットを用いたハイスループットスクリーニング技術を用いて、特定の宿主に対するファージを環境中から探索・獲得する。微生物農薬やファージセラピーなどへの応用を目指している。ファージが感染し増殖したドロップレットを検出する技術についてすでに論文で報告を行っている。
- M. Hoshino et al., Frontiers in Microbiology, 2023, [doi/10.3389/fmicb.2023.1282372]