研究者紹介

中住 友香/NAKAZUMI Tomoka

モレキュラーバイオシステム研究部門

Molecular Biosystems Research Institute

バイオシステムデザイン研究グループ 主任研究員

研究テーマ
  • 小型キャピラリーゲル電気泳動装置の開発
  • キャピラリーゲル電気泳動に用いる新規分離ゲルの開発
  • POCTの利用に向けたソフトアクチュエータの開発
研究内容
研究紹介図

キャピラリーゲル電気泳動法(CGE)は極めて少量の試料で分析が可能です。また数百V/cmの印加電圧をかけることができるため、短時間で分析が可能です。CGEをより簡便・安価・高精度に行えることを目指して、小型のCGE装置の開発および高精度に分離分析が可能な新規高分子ゲルの開発を行っています。

キーワード

POCTロボティクスバイオミメティクス

小型キャピラリーゲル電気泳動装置の開発

技術内容

電気泳動法は、DNAの増幅反応であるPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法と組み合わせることで、病原菌等の菌種・菌量の定量・定性分析に広く用いられています。電気泳動法には、アガロースゲルやアクリルアミドゲルを分離媒体とするスラブゲル電気泳動法や、内径100 μm以下のキャピラリー管の内部で分離分析を行うキャピラリーゲル電気泳動法があります。キャピラリーゲル電気泳動は、内径100 μm以下のキャピラリー管を利用するためジュール熱を効率よく放出できるため、スラブゲル電気泳動の印加電圧である数V/cmに対して、数百V/cmの印加電圧をかけることが可能です。そのため、スラブゲル電気泳動では泳動に1時間程度かかる試料でも、キャピラリーゲル電気泳動を使用すれば10分程度と非常に短時間で、より精度の高い分離分析結果を得ることができます。これまで、自作のキャピラリーゲル電気泳動装置を開発し、化学架橋を持たない物理ゲルを分離媒体としたキャピラリーゲル電気泳動に関する研究を進めてきました。現在、汎用的に使用可能にすることを目指して、装置の小型化や、より高い分離能を持つ化学ゲルの開発を行っています。

関連文献
応用可能な産業分野キーワード

医療機器