中井 亮佑/NAKAI Ryosuke
バイオものづくり研究センター
Biomanufacturing Process Research Center
微生物物質生産研究チーム 研究チーム長
研究テーマ
- 微小細菌コンタミネーションの早期検出技術の開発
- 精密ろ過フィルターを通過する危害微生物の迅速同定
- 物質生産能向上を目指した有用微生物資源・遺伝資源の探索
研究内容
バイオ生産や水処理の工程では精密ろ過フィルターによる微生物除去が行われています。しかし近年、微細なフィルターを通過する微小細菌の存在が認められています。私たちは、微小細菌の早期検出や同定に関する技術開発を推進するとともに、これまで見逃されてきた微小細菌がもつ新たな資源的価値についても開拓しています。
キーワード
微小細菌混入を早期に検出する技術の開発
技術内容
近年、ろ過滅菌グレードのフィルターでは除去できない微小細菌が、さまざまな環境に存在することが明らかになってきました。飲料製造プロセスや食品中における微小細菌群集の解析例も報告されています。一方で、微小細菌の多くは一般的な培養法では分離が困難であり、実態把握やリスク評価の障壁となっています。私たちは、従来法では検出が難しかった微小細菌を対象とする解析技術を保有しており、さらに添加剤の開発により、微小細菌を高効率に回収・濃縮して検出可能としました。これらの技術を、衛生環境の評価や微生物群集解析の高精度化などに活用したいと考えております。連携可能な研究の例としては、食品等における微小細菌の回収・濃縮および群集プロファイリング、ろ過精度の評価(ろ過試験用菌株の提供を含む)、ならびにバイオ生産や水処理プロセスにおける微生物混入の早期検出などが挙げられます。なお、これまでの連携活動の一部は、「ソフト・ドリンク技術資料2024年3号」の文書にも紹介されています。
関連文献
- R. Nakai et al., PLOS ONE, 2024, [doi/10.1371/journal.pone.0304366 ]
- S. Azuma, H. Kawasuji & R. Nakai et al., Journal of Infection and Chemotherapy, 2024, [doi/10.1016/j.jiac.2024.01.019]
- R. Nakai et al., Microbes and Environments, 2020, [doi/10.1264/jsme2.ME20025]
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